世界最軽量の炭素素材を開発
世界最軽量の炭素素材を開発
2012年7月20日
サイエンスポータル編集ニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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ドイツのキール大学や
ハンブルク工科大学のチームは18日、
空気密度よりも軽い世界最軽量の炭素素材
を開発したことを、ホームページで
明らかにした。
新素材は三次元ネットワーク炭素構造の
検索によって見つけたもので、多孔質の
細かい網構造をしている。
密度は1立方センチメートル当たり
0.2 ミリグラムと、空気
(1気圧、20℃の場合)の密度
約1.2ミリグラムよりも小さく、これまで
最軽量とされたニッケル素材の4分の1ほど
の軽さだ。
さらに、発泡スチロールの75分の1の
軽さながら、95%に圧縮されても元に戻る
など、まるでスポンジのように圧縮や
引っ張りに強く、導電性にも優れる
という。
“空気のような黒鉛(グラファイト)”の
意味から「エアロ・グラファイト」と
名付けられた新素材は、ナノウォールや
マイクロチューブとしての加工も可能で、
電気自動車のリチウム電池や航空機、
人工衛星などの軽量化などに役立つかも
しれないという。
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日々新しいものが出てきますね。
どういう所に最初の応用製品が出てくる
のか楽しみです。
全然話がかわるのですが、電気自動車が
エコがどうかは、その国の電力システムに
関わってくる。
化石燃料で発電している国で電気自動車の
比率を上げたところで、本当のエコには
ならない。
本当にエコを目指すなら、
再生可能エネルギー比率を上げることを
真剣に考えないといけないはずですが、
政治家は一体何を目指しているのかな?
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