太陽光発電の効率、従来の倍以上に 京大が新技術
太陽光発電の効率、従来の倍以上に
京大が新技術
2012年7月15日 朝日新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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太陽光発電の能力をいまの2倍以上に
高める技術を京都大が開発した。
特殊なフィルターを使い、太陽光の熱を
発電用電池が吸収しやすい特定の光に
変える。
英科学誌ネイチャー・フォトニクス
(電子版)で発表した。
太陽電池で最も普及しているシリコンは、
太陽光のエネルギーを電気に変える効率が
20%程度。
どんなにがんばって改良しても30%
ほどが限界とされる。
太陽光にはいろいろな波長の光が
混ざっている一方、シリコンが吸収して
電気に変えられる光は特定の波長に
偏っているためだ。
京大の野田進教授(電子工学)らは、
特定の波長だけを取り出す特殊な
「フィルター」のような素材を開発した。
厚さ6.8ナノメートル
(ナノは10億分の1)のガリウムヒ素
という半導体の膜を、
アルミニウムガリウムヒ素という半導体
の膜ではさんだ
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ついに効率倍の太陽光発電が実現しそう
です。
先日投稿の
「物体からの熱輻射スペクトルの大幅な
狭帯域化に成功
―高効率太陽電池応用など、
エネルギーの有効利用に向けた重要な
一歩を達成―」
2012年7月13日
の真っ先に浮かぶ応用ですね。
期待したい。
原理は単純ですが、これが
現在最高効率のもののようです。
「太陽電池セルで集光時
世界最高効率43.5%を達成」
2012年5月31日 NEDO
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