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2012年6月30日 (土)

難病の多発性硬化症が増加、背景に“都会化” ギリシャ研究

難病の多発性硬化症が増加、背景に“都会化”
ギリシャ研究

2012年6月27日 健康百科

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 運動麻痺(まひ)や感覚障害、視力障害
などの症状が現れ、日常生活に大きな支障
を来す難病の多発性硬化症。

 ギリシャ・クレタ大学医学部の
D. Kotzamani氏らは、多発性硬化症患者が
増加しており、その背景に都会化による
環境要因が関係している可能性があると、
米医学誌「Neurology」
(2012; 78: 1728-1735)に発表した。


クレタ島の住人1,250人で検討

 多発性硬化症の発症には、環境的な要因
と遺伝的な要因が複雑に関与するという。

 環境的要因の一つとして、早朝・深夜の
シフト勤務経験者では発症リスクが2倍に
なることが指摘されている(関連記事)。

 Kotzamani氏らは1980~2008年、
社会経済的な変化が著しい
ギリシャ・クレタ島(人口60万人)の
多発性硬化症患者657人と、年齢や性別、
現在の居住地を一致させた対照593人を
比較した。

 危険因子を探るため、対象者には71項目
のアンケートに答えてもらったという。

 その結果、多発性硬化症の発症は
過去30年間で著しく増えていた。

 増加は女性患者の増加によるもので
(男女比:1980年0.9、2008年2.1)、
特に都市部に住む女性と若年期に地方から
都市部に移住した女性が影響を受けていた。

 これに対し、同島のへき地では
多発性硬化症の増加は少なく、性差も
小さかった。

 都会化に伴う主な変化として、
多発性硬化症の女性患者では喫煙率が
著しく高くなっていた。
 また、経口避妊薬(ピル)の使用頻度
が高く、第一子出産年齢が高かった。
 さらに、飲酒やビタミン剤の使用も
多かったという。
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環境的要因ね~

特に女性が受けやすいようですね。

関連情報です。ご参考。
「増加傾向にある神経難病への挑戦。
「多発性硬化症センター」の大きな成果。」

国立精神・神経医療研究センター

なかなか興味深い話があります。
日本でも増加はしてきているようですが、
欧米に比べると少ないようです。
何故なんでしょう?
遺伝的要因? 環境要因?

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