(経営の視点)時代遅れの通信・放送制度 次世代ネット 普及に障害
(経営の視点)時代遅れの通信・放送制度
次世代ネット 普及に障害
2012/6/4 日本経済新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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インターネットの技術仕様が世代交代の
局面に入ってきた。
今週6日の日本時間午前9時は一つの
節目になりそう。
米グーグル、米フェイスブック、
米ヤフーなど世界の主要なウェブサイトが
足並みをそろえて、IPv4とIPv6の
併用を始めるからだ。
以後はIPv6に対応している
ネット接続事業者(ISP)と契約
しているネット利用者は、パソコンが
古すぎなければIPv6でこれらの
サイトを使える。
ただし、NTT東日本と西日本の
「フレッツ光」に加入する、国内の
1600万回線のほとんどは蚊帳の外だ。
IPv6によるネット接続の提供が
ほとんど進んでいないためだ。
背景にはNTT東西による
直接ネット接続を禁じるNTT法の
存在がある。
法に基づき、両社の光通信網は
インターネットに直接つながっていない。
次世代通信網(NGN)として
鳴り物入りで構築した
「フレッツ光ネクスト」も同様。
利用者が別途ISPと契約して初めて
ネットにつながる。
末端利用者にIPv6接続環境を
広めようと思っても、NTT東西は
自らの意志だけでは実行できない。
状況を打開するため、NTT東西は
最近、「フレッツ光ネクスト」の
新規申込者に、最初から追加料金なしで
IPv6接続が技術的に可能な末端機器を
設置することにした。
それでも利用者がBIGLOBEや
@niftyといったISPに
別途申し込まないと、IPv6接続は
実現しない。
フレッツ利用者に手続きが必要な限り、
日本でIPv6の普及はなかなか進まない
だろう。
グーグルは遅くとも今から7年以内に、
世界のネット利用者の過半数がIPv6を
使うようになると予測する。
IPv4では使えない新たな
ネットサービスやアプリも今後登場
しそうだ。
その時も日本のネット利用者は大部分が
使えない状態にあるかもしれない。
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う~ん。
またまた、日本のガラパゴス状態が
露呈してしまいました。
とは言いながら、
『「ネット先進国」の米国でも
盛り上がらないIPv6導入
ITジャーナリスト 小池良次』
2012/6/1
らしいです。
理由については、上記記事を
見てください。
>米国のメディアも目前に迫った
>ワールドIPv6ローンチについての
>報道がほとんどない。
>一部の米国メディアは、
>ネット・サービス事業者の立場を
>背景に、通信事業者の姿勢を批判する
>記事がある。
>日本でもNTT東西地域会社が提供する
>フレッツサービスでIPv6対応が
>できていないという批判がある。
>しかしIPv6に移ることで消費者の
>メリットがなければ、こうした批判は
>的外れと言えるだろう。
>もちろん国際的な視野に立ち、
>長期的に見ればIPv6への移行が
>必要なことは間違いない。
>しかしサービス面でメリットを提供
>できなければ、米国でIPv6が
>普及するには10年、15年といった
>長い歳月が掛かるだろう。
ごもっともと言う気がします。
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