装着型ロボット、医療に応用 サイバーダイン、歩行を補助
装着型ロボット、医療に応用
サイバーダイン、歩行を補助
2012/6/19 日本経済新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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筑波大学発のベンチャー企業の
サイバーダイン(茨城県つくば市)は、
装着型のロボットを使って足の運動障害を
治療する臨床試験(治験)を日米欧で
始める。
7月のスウェーデンを皮切りにドイツや
ベルギーで今秋にも着手。
国内や米国で年内にも始める計画だ。
装着型ロボットの医療応用は世界初
といい、福祉や介護用に続く新市場の開拓
を狙う。
これまで福祉や介護用に使っていた
歩行補助ロボット「HAL」を医療用に
改良した。
患者が足を動かそうとしたときに体の
表面に流れる微弱な電流を検知し、
関節部のモーターに伝えて、思った通りに
足を動かせるように補助する。
治験は事故による脊椎損傷や脳卒中の
後遺症、神経性の難病などで足が思う
ように動かせなくなった患者を対象にする。
医師の指導を受けながら使用し、足を
動かす機能の回復や症状の進行を抑える
効果を確かめる。
まず、スウェーデンのカロリンスカ
医科大学のダンドリュー病院と組み、
7月から治験を開始。
ドイツ最大の労災病院グループ、
ベルクマンスハイル病院とは2月から
準備を進めており、9月にも治験に着手
する。
脊髄損傷で足を動かせなくなった患者
30~40人の機能改善の試験に取り組む。
6月11日には、ベルギーの
ルーバン・ラ・ヌーブ大学と覚書を
交わした。
日本では、国立病院機構新潟病院と連携
し、審査を担当する医薬品医療機器総合機構
との事前相談を今月下旬にも終える見通し。
新潟病院が中心に4つの病院と連携する
計画だ。
米国ではジョンズ・ホプキンス大学と
治験の実施で基本合意。
年内にも治験を手がける。
国際標準化機構(ISO)は来年にも、
医療用ロボットの安全性に関する基準案
をまとめる。
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良いですね。
どんどん進めて欲しい。
HALについては下記、
以前投稿したものです。
「福祉用ロボットスーツHALがリハビリの
意欲向上に役立つことが分かる!」
2011年8月20日
最近リハビリ技術が進んできましたが、
>神経性の難病などで足が思うように
>動かせなくなった患者を対象にする。
というのは少ないです。
期待したい。
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