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2012年6月27日 (水)

波力・潮流・温度差…海洋エネルギー「浮上」近し?

波力・潮流・温度差
…海洋エネルギー「浮上」近し?

2012/6/18 日本経済新聞

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 波力や潮流・海流、海洋温度差、
洋上風力などを利用して発電する
海洋エネルギー開発が実用化・普及に向けて
大きく動き出す。

 実験のネックになっていた実証海域の設定
を政府が後押しすることを決め、今後自治体
を公募する。

 実証研究プロジェクトもいくつも
始まった。

 広大な海域を持つ日本での再生可能
エネルギーの新たな切り札になる日は
近いのか。

 政府の総合海洋政策本部は5月下旬、
海洋再生エネルギーを利用した発電のための
実証海域を自治体と連携して2013年度中に
選定することを決めた。

 海中や海上に構造物を設ける海洋発電は
漁業や海運などに影響があるため、
あらかじめ関係者と調整済みの実証海域を
設け、実験を円滑に進めようという狙いだ。

 海洋発電の実証は発電能力の検証だけ
では済まない。
 海中に長期間沈める構造物は貝や海藻が
付着してプロペラなどが動かなくなる
恐れもある。
 重みで装置が沈む可能性もあるという。
 維持管理費も含めた長期の影響は
水槽実験ではなかなかわからない。

 日本は機械的な発電技術や造船で培った
海中に沈める機器の密閉技術、貝などが
付くのを防ぐ特殊な塗装など「個々の技術
は最先端」。
 しかし、欧米に比べ日本は漁業権の
調整が難しい。
 かつて実証場所を変更したプロジェクト
もある。

 沿岸部では海上交通も重要な要素。
 関門海峡で3月に潮流発電の実証実験を
始めた北九州市と九州工業大は、関門は
船の往来が激しいため岸辺の桟橋に
発電装置を設置した。
 水深や潮の流れが十分でなく、本格実験
に向けた調整を続けている。

 技術はあっても実証実績がなければ
世界市場に打って出られない。
 実験場の確保に時間がかかったり、
場所が制約されたりする現状に関係者
から「このままでは欧米に後れをとる」
という声は数年前から出ていた。

 世界は実証海域の開設ブームといえる
状態だからだ。

 最も有名なのがスコットランド北の
オークニー諸島の欧州海洋エネルギー
センター(EMEC)。

 世界初の実証海域で、実験が海の環境を
汚染しないようにする必要はあるが、
漁業者との調整はほとんど必要ない。

 海底にはケーブルが引いてあり、
発電プラントを設置すればすぐ実験できる。

 世界から実証実験が集まる。
 川崎重工業もEMECで潮流発電の
実証実験をする予定だ。

 EMECだけではない。
 欧州では05年以降に実証海域が相次ぎ
稼働、イギリスのほか、スペインや
ポルトガルでも実証海域や計画がある。

 欧州には約30の研究機関と約40の
実験施設が連携するネットワークもある。

 日本政府の実証海域も
「日本版EMEC」との位置付けだ。
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良い方向だと思います。
がんばってください。

あきらめては駄目ですよ。

>海洋国家・日本はかつて海洋エネルギー
>開発の先頭を走っていた。

>その1つが波力発電だ。
>第2次大戦後に海軍などから戻った
>技術者が研究を始めた。
>1970年代以降は「海明」や
>「マイティーホエール」など世界的な
>プロジェクトが実施された。

>しかし、コストなど実用化に至る道筋
>が見えず、2000年代初め以降日本は
>研究が衰退する。

>一方、欧米はその後も研究を続ける。
>日本は失われた10年を取り戻そうと
>必死だ。
情けない状況です。

この前、NHKのテレビ番組を見ましたが、
本当に日本は遅れています。

再生可能エネルギーに力を入れて
行かなければ先細りは見えている
はずなのに何故?

原子力の世界では、世界が止めようと
している再処理とか、
既に止めている高速増殖炉研究とかを
未だに止めない。
どういう考えでやろうとしているのか
理解しがたい。
原爆を作るのだというのなら
わかりますが、そうなんですか?

化石燃料もウランも有限な資源です。
持って200年位ではないでしょうか?

実際問題として、安定電源にしなくては
ならない。

再生可能エネルギーと一口に言っても、
いろいろ組み合わせが必要でしょうし、
電力ネットワークの問題もある。
蓄電池も必要になるでしょう。
簡単に開発は出来ない。

当然時間がかかる。

今すぐにとりかからなければ
間に合わない。と思う。

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