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2012年6月15日 (金)

ヒトのがん細胞だけを死滅させる特効薬の開発に大きなヒント - 愛知がん研

ヒトのがん細胞だけを死滅させる特効薬の
開発に大きなヒント - 愛知がん研

2012/6/12 Yahoo ニュース
ニュースソース マイナビニュース

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 愛知県がんセンター研究所(愛知がん研)
は6月11日、新たに発見したタンパク質
「トリコプレイン」の機能を抑えると、
ヒトを含む哺乳類細胞ではアンテナ状の
突起物「一次線毛」が形成され、細胞増殖
を積極的に停止させることを発見したと
発表した。

 成果は、愛知県がんセンター研究所・
発がん制御研究部の稲垣昌樹部長と
猪子誠人主任研究員らの研究グループ
によるもの。

 研究の詳細な内容は、4月30日付けで
細胞生物学の科学誌である
「The Journal of Cell Biology」に
掲載された。

 ヒトを含む哺乳類の細胞は、増殖休止時
に一次線毛を生じさせ、反対に増殖時
には一次線毛を吸収するという仕組みを
持つ。

 そのため、一次線毛は細胞の増殖と休止
を切り替えるスイッチではないかとの推測
が以前からなされていたが、実験的に証明
されたことはなかった。

 研究グループは今回、トリコプレインの
細胞内局在が一次線毛の形成と共に消失
することを発見、それでトリコプレインを
人為的に欠失させたところ、
増殖条件培養下にも関わらず一次線毛が
形成され、かつ細胞増殖が停止することを
確認したのである。

 さらに、この詳しい分子機構は
トリコプレインによる
「オーロラAキナーゼ」の活性化である
ことがわかった。

 オーロラAキナーゼは哺乳類の
がん細胞が分裂するのに必須の
キナーゼ(タンパク質リン酸化酵素)である。

 そこで、オーロラAキナーゼを人為的に
欠失させてみたところ、正常細胞は
一次線毛を形成し、細胞増殖が休止した。

 一方、がん細胞は増殖停止が生じず
細胞分裂障害を起こし、死滅した
(画像参照)。

 多くのがん細胞は一次線毛を形成
できなくなっており、今後、特異性の
改善されたオーロラAキナーゼ阻害剤が
開発されれば、がん細胞だけを選択的に
死滅させることが期待できるという。

 従来、細胞増殖(細胞周期)の理解は、
酵母、線虫、ショウジョウバエの
モデル細胞を用いた研究が重要な貢献を
果たしてきた。

 しかし、一次線毛は進化上は脊椎動物
になって初めて登場した細胞構造だ。

 つまり、今回の発見により、ヒトを含む
哺乳類細胞の増殖・分化制御機構の全容を
理解する上で、一次線毛が細胞の運命に
主体的に関わるという前提が今後は必要
となることになる。

 トリコプレイン、オーロラAキナーゼの
研究から、正常細胞では一次線毛が
主体的に細胞周期制御を行っていることが
判明した。

 がん細胞では、一次線毛形成能の不全を
来していることが確認されている。

 このことは、特にオーロラAキナーゼの
阻害剤によって、がん細胞では分裂期
での死がもたらされ、一方、正常細胞
では、オーロラAキナーゼの阻害剤に
さらされても一次線毛を形成することで、
細胞周期を停止することで細胞死を回避
でき、ヒトのがん治療薬となる可能性が
高いことを示しているとした。

(デイビー日高)
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>つまり、今回の発見により、ヒトを含む
>哺乳類細胞の増殖・分化制御機構の全容
>を理解する上で、一次線毛が細胞の運命
>に主体的に関わるという前提が
>今後は必要となることになる。

>トリコプレイン、オーロラAキナーゼの
>研究から、正常細胞では一次線毛が
>主体的に細胞周期制御を行っていることが
>判明した。

>がん細胞では、一次線毛形成能の不全を
>来していることが確認されている。

う~ん。
これからの展開が楽しみです。

>ヒトのがん細胞だけを死滅させる
>特効薬の開発に大きなヒント
になりそうな気がします。
そうなると良いですね。

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