癌の転移の分子メカニズム解明に貢献
癌の転移の分子メカニズム解明に貢献
~癌の肺転移に介在し鍵となる RAGE
タンパク質と GAG 糖鎖の相互作用を
初めて証明
2012/5/14 北海道大学プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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癌細胞の肺への転移は,癌細胞表面の
硫酸化グリコサミノグリカン(GAG)多糖鎖
が,肺に特に強く発現されている
Receptor for Advanced Glycation
End-products(RAGE)と呼ばれる
タンパク質に結合することで
引き起こされることが明らかに
なりました。
GAG 多糖鎖や抗 GAG 抗体だけでなく,
尾静脈から予め投与した抗 RAGE 抗体に
よっても,癌の肺転移は強く阻害され
ました。
今回の研究成果で癌の転移の
分子メカニズムの大筋が明らかになった
ため,転移抑制剤の開発方針の決定が容易
になり,開発の可能性がより現実的なもの
になりました。
なお,本研究成果は「The Journal of
Biological Chemistry」に掲載された
ほか,「nature.com」の“SciBX
(Science-Business exchange)”
ホームページ( 有 料 サ イ ト )内
にある“This week in therapeutics”でも
トピックスとして取り上げられました。
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良さそうですね。
>今回の研究成果で癌の転移の
>分子メカニズムの大筋が明らかに
>なったため,転移抑制剤の開発方針の
>決定が容易になり,開発の可能性が
>より現実的なものになりました。
とのことです。期待したい。
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