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2012年5月 4日 (金)

産総研、カーボンナノホーンを利用した遺伝子発現制御技術を開発

産総研、カーボンナノホーンを利用した
遺伝子発現制御技術を開発

2012/04/24 マイナビニュース

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 産業技術総合研究所(産総研)は4月24日、
光によって容易に発熱できる
「カーボンナノホーン(CNH)」の
「光発熱特性」を利用して、生体内で
標的とする生理活性物質を生み出す新しい
遺伝子発現制御技術を開発したと発表した。

 成果は、産総研健康工学研究部門
ストレスシグナル研究グループの
都英次郎研究員、同ナノチューブ応用研究
センター及び京都大学大学院薬学研究科
による共同研究グループによるもの。

 研究の詳細な内容は、日本時間4月24日
付けで「米科学アカデミー紀要
(Proceedings of the National Academy
of Sciences USA: PNAS)」オンライン版
に掲載された。

 ほとんどの細胞は熱ショックに応答して
遺伝子発現のスイッチを活性化状態にする
遺伝子配列を持つことが知られている。

 また、この「熱ショック応答」性の
遺伝子配列にタンパク質やペプチドなど
の機能性分子に対応した遺伝子を結合
させれば、加熱により目的とする
機能性分子を産生可能だ。

 熱ショック応答とは、ほとんどの生物種
で通常活動する温度域を超えた高温
になると作動する細胞の応答機構のこと。

 高温にするとタンパク質は熱変性して
細胞に障害を与えるが、細胞はそれを
補修するタンパク質(熱ショックタンパク質)
を増産することで障害を回避しようとする。

 細胞のこの反応系に解析したい遺伝子を
組み込んでおくと、加熱によって
熱ショック反応を起こし、解析したい
遺伝子も同時に発現するためその機能を
調べることができるというわけだ。

 ナノ炭素材料の1つであるCNHは、
産総研ナノチューブ応用研究センター長や
名城大学大学院理工学研究科教授などを
兼任する飯島澄男博士らのグループ
によって1998年に発見されたカーボンナノ
チューブの1種である。

 今回開発した技術は、CNHの光発熱特性
によって生体内での生理活性物質の発現を
時間的・空間的に制御できるため、
例えば、がん細胞に絞ってレーザー光を
照射して、遺伝子を発現させることで、
無関係な細胞を傷つけることなくがん細胞
のみを殺すなど、既存の細胞療法技術の
性能を飛躍的に向上できる可能性がある
という。

 研究グループは、今後、この技術を応用
して、さまざまな細胞療法へと展開して
いきたいとしている。
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ヒートショック蛋白は例の分子シャペロン
と関係が深いものです。

>CNHの光発熱特性によって生体内での
>生理活性物質の発現を時間的・空間的
>に制御できるため、例えば、
>がん細胞に絞ってレーザー光を照射
>して、遺伝子を発現させることで、
>無関係な細胞を傷つけることなく
>がん細胞のみを殺すなど、既存の
>細胞療法技術の性能を飛躍的に向上
>できる可能性があるという。
良さそうな感じですね。
期待したい。

もともと生体が持っている仕組みを
うまく利用しようというものですね。

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