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2012年5月15日 (火)

アルツハイマー病の記憶障害に対しては、運動療法のほうが食事療法より効果がある:モデルマウスの解析から

アルツハイマー病の記憶障害に対しては、
運動療法のほうが食事療法より効果がある
:モデルマウスの解析から

2012年5月7日 京都大学 お知らせ

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 木下 彩栄 医学研究科人間健康科学系
専攻教授の研究グループは、
アルツハイマー病の介入研究について、
これまで疫学的に良いとされていた
運動療法がアルツハイマー病の認知機能に
効果をもたらすメカニズムの一端を解明し、
運動と食事という介入を比較して、
どちらの介入を優先すべきかということを
明らかにしました。

 この研究成果は、「The Journal of
Biological Chemistry」に掲載される
ことになりました。


概要
 高齢化が急速に進む本邦では、
認知症患者が激増しています。

 現在、200万人以上の方が認知症に罹患
しているとされていますが、中でも
アルツハイマー病は進行を止める治療薬
もなく、介護負担の重さから大きな
社会問題となっています。

 最近、アルツハイマー病の危険因子
として、糖尿病や高脂血症などの
生活習慣病との関連が疫学的に注目される
ようになってきました。

 2011年の国際アルツハイマー病学会でも、
生活習慣病や教育といった介入可能な項目
に介入することで、全世界で50%程度
患者数を減らすことができるのではないか
という試算もされています。

 そこで、わたしたちは、
アルツハイマー病のモデルマウスの使い、
「どのような介入が効果があるか」という
ことをモデルマウスを利用して調べて
みました。

 この結果より、高脂肪食を与えて
認知機能の悪化したアルツハイマー病
モデルマウスでは、認知機能の改善という
点から運動療法のほうが食事療法より
「より効果的」であったことがわかり
ました。

 また、食事は高脂肪食のままでも運動
すれば(通常の食事に戻したマウスと同等
の)効果が出ることがわかりました。


社会的意義
 この論文では、運動による効果を、記憶
を検査する行動実験の結果のみならず、
脳内のアミロイド蓄積の点からも検証して
います。

 また、アミロイド蓄積が減少した理由
についても、ネプリライシンという酵素の
誘導によるものではないかという考察も
述べています。

 この研究の社会的な意義としては、
これまで疫学的に良いとされていた
運動療法がアルツハイマー病の認知機能に
効果をもたらすメカニズムの一端を解明
したという点と、運動と食事という介入を
比較して、どちらの介入を優先すべきか
ということを明らかにしたという点です。

 これらは今まで十分に解明されて
いなかった点ですが、実地臨床に即、
応用できる点から、広く社会に発信すべき
研究成果と考えます。
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良い研究だと思います。

>これらは今まで十分に解明されて
>いなかった点ですが、実地臨床に
>即、応用できる点から、広く社会に
>発信すべき研究成果と考えます。
同感です。

関連投稿を紹介しておきます。
米国神経学会年次総会2012
2012年5月 7日
でも運動療法は効果があると
いう報告があります。

自信をもって運動療法に取り組み
ましょう。

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