急性腎不全:発症にかかわるたんぱく質を発見
急性腎不全:発症にかかわるたんぱく質を
発見
毎日新聞 2012年04月29日
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
急性腎不全の発症にかかわるたんぱく質
を、米ハーバード大の根来(ねごろ)秀行・
客員教授(内科学)らのチームが発見し、
米科学アカデミー紀要に発表した。
急性腎不全の死亡率は約5割と高いが、
人工透析などの対症療法しかない。
このたんぱく質の働きを抑える薬を開発
すれば、新たな治療につながると期待
できる。
急性腎不全は、ろ過した尿の元から
水分やブドウ糖などを再吸収する腎臓の
組織「尿細管」にある細胞同士の結合が
血栓などがきっかけとなって壊され、発症
することが知られている。
だが、何が細胞をばらばらにさせている
のかが不明で、新薬開発の妨げとなって
いた。
チームは、細胞表面にあって、細胞外
からの信号を内部に伝えるスイッチ役の
たんぱく質「Gα12」に着目。
このたんぱく質が働くと、細胞同士の
結合が壊れることを突き止めた。
また、このたんぱく質の働きがいつも
活発なマウスを人工的に作成。
より細胞同士がばらばらになって、
腎臓の機能が落ちていた。
根来さんは「このたんぱく質の働きを
抑え、急性腎不全を防ぐ創薬を目指したい」
と話す。【河内敏康】
---------------------------------------
素晴らしい発見です。
>「このたんぱく質の働きを抑え、
>急性腎不全を防ぐ創薬を目指したい」
期待したい。
| 固定リンク
「医療関連ニュース」カテゴリの記事
- iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜 (2019.10.14)
- 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功(2019.04.16)
- 皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~(2019.03.13)
- 脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―(2019.02.18)
- 国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-(2019.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント