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2012年5月11日 (金)

ヒトES細胞からALS疾患モデルを作製し、病状再現に成功:病態の解明や治療薬の開発に期待

ヒトES細胞からALS疾患モデルを作製し、
病状再現に成功
:病態の解明や治療薬の開発に期待

2012年5月9日
京都大学プレスリリース

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 中辻憲夫 物質-細胞統合システム拠点
(iCeMS=アイセムス)拠点長、饗庭一博
同講師らのグループは、iPS細胞研究所
(CiRA)、医学研究科および幹細胞創薬
研究所と共同で、家族性ALS原因遺伝子の
一つである
スーパーオキシドディスムターゼ1(SOD1)
の変異型遺伝子を過剰に発現している
ヒトES細胞を作成しました。

 これをALS患者で影響の出る運動神経細胞
に分化させたところ、そうした細胞に
特異的な細胞死が起こることを確認し、
また運動神経細胞内に異常な凝集体が形成
されることを検出しました。

 さらに、運動神経細胞死に関わると報告
されているグリア細胞(アストロサイト)
にも分化させることで、その培養上清に
ヒトES細胞由来の運動神経細胞の細胞死を
引き起こす因子が存在しているなど、
これまで報告されているALS症状に関わる
現象を培養細胞によって再現できることを
確認しました。

 これまで、iPS細胞やES細胞を用いて
ALSの病態を再現するための研究が世界中で
行われていますが、運動神経細胞と
アストロサイト共に同じヒト多能性幹細胞
株(万能細胞株)から分化誘導させ、
ALSモデル細胞の作成に成功したのは、
本研究が世界で初めてです。

 この成果は、これまで動物とヒトという
生物種による違いから疾患モデル動物では
充分に理解できなかったALSの疾患発症・
進行メカニズムのより正確な解明に加え、
モデル細胞の細胞死や異常な凝集体形成の
抑制などを指標にした効果的な治療薬の
探索・開発にも寄与することが期待
されます。

 本論文は、米国東部時間5月8日に
米科学誌「ステム・セルズ・
トランスレーショナル・メディシン」
オンライン速報版で公開されました。
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>運動神経細胞とアストロサイト共に
>同じヒト多能性幹細胞株(万能細胞株)
>から分化誘導させ、ALSモデル細胞の
>作成に成功したのは、本研究が世界で
>初めてです。
前進しました。
これでさらに解明が進むと思われます。
期待したい。

iPS細胞、ES細胞ともに利点欠点がある
はずです。
共に補完しあいながら進めていくのが
良いと思っています。
素晴らしい成果ですね。

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