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2012年4月30日 (月)

発がんのメカニズムにスプライシングの結果誕生する変異たんぱく質が関与している

「発がんのメカニズムにスプライシングの
結果誕生する変異たんぱく質が関与して
いる」
2012/4/23 個の医療メールより

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 どうやら発がんにmRNAのスプライシング
機構が関与しているのではないか?
という直感です。

 慶応義塾大学医学部先端医科学研究所の
佐谷秀行教授らは、ヒアルロン酸の受容体
でもあるCD44のスプライシング変異
たんぱく質ががん組織の一部で発現して
いることを発見、しかもがん幹細胞様の
機能をこれらのがん細胞が持っていたの
です。

 実際、CD44変異たんぱく質を細胞表面に
発現したがん細胞は、抗がん剤によって
発生する活性酸素(ROS)に抵抗性を示し、
つまり化学抗がん剤耐性を獲得して
いました。
がん特有の解糖系に依存した嫌気的な
代謝も行っています。
 まさにがん幹細胞という仮想概念に
当てはまる細胞群だったのです。

 何故、CD44のスプライシング変異が
起こるのか?

 発がんやがんの多様性を生む原因に肉薄
する疑問です。

 20年以上もこの研究に取り組んできた
佐谷教授らはヒストンのアセチル化が
その鍵を握っていると指摘しています。

 前述の東大の小川准教授が明ら
かにしたスプライシング変異が発症の
一つの原因である骨髄異形成の治療薬は
なんとHDAC阻害剤
(ヒストンデアセチルラーゼ)です。

 がんにおけるスプライシング変異と
エピジェネティックスはここに置いて、
幸せな結婚に至ったのです。

 がんから救われるためには、両者を
なんとしても離婚させる方法の模索が
必要なのです。
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結局は、エピジェネティックスの話になるよう
です。興味深い話です。

以前投稿した
DNAのメチル化は分裂した嬢細胞にも
伝わる、エピジェネティックスの変化が
抗がん剤の有力な標的に

2011年7月 6日
に関連するようです。
興味のある方は見てください。

エピジェネティックス関連情報への
リンクもあります。

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