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2012年4月19日 (木)

免疫が切り拓く「がん治療」最前線

免疫が切り拓く「がん治療」最前線

人体に備わる免疫機能に細胞レベルで
働き掛け、注射でがん細胞を封じ
込める「第4の治療法」が切り札に
2012年04月16日 Newsweek

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 アリゾナ州に住む53歳のシェーリー・
ベーカーは、本来なら何年も前に友人や
家族に最期の別れを告げているはずだった。

 脇の下のしこりを、3人の医師に無害な
嚢胞だと診断されてから1年以上たった
05年、ベーカーは乳癌の告知を受けた。

 進行度は他の臓器にも転移している
ステージ4。
 5年生存率は20%以下という厳しい
状態だ。

 だが、彼女には死を受け入れる覚悟など
できなかった。
 「私はボディービルが大好きで、
健康管理と食事にも注意してきた」と、
ベーカーは言う。
 「病気と闘うと心に決めた」

 未承認の新薬を試す臨床治験について
調べたベーカーは、魅力的な選択肢を
見つけた。「癌ワクチン」だ。

 癌ワクチンとは、患者の持つ免疫機能に
働き掛けて癌細胞を封じ込めるための
医薬品。

 06年5月、ベーカーはシアトルの
ワシントン大学を訪れ、上腕にワクチンを
注射。
 その後5カ月間でさらに5回の接種を
受けた。
 あれから5年以上たった今、ベーカーの
体内に癌は見当たらない。
 彼女は絶体絶命のピンチを脱したのだ。

 ニクソン米大統領が国を挙げて癌の撲滅
に挑む決意を宣言してから、昨年末で40年。

 癌を切除する「外科手術」、
抗癌剤などの薬による「化学療法」、
放射線で癌細胞を殺す「放射線治療」
という3大療法の技術は格段に進歩したが、
癌根絶の夢がかなったとはとても言えない。

 だが最近、数年前までほとんど誰も
想像しなかった選択肢への注目が高まって
いる。
 患者の免疫機能を活用し、注射1本で
癌に立ち向かう「免疫治療」だ。

 ベーカーと同じ癌ワクチンの投与を受けた
転移性乳癌患者21人の多くも、経過は順調。

 開発者であるワシントン大学の免疫学者
メリー・ダイシスが目指すのは、免疫治療
で「癌をコントロールし、撲滅する未来」
だ。

 もちろん研究はまだ発展途上で、すべて
の人を救える魔法の万能薬には程遠い。

 日本では健康保険の適用外で、高額な
医療費が掛かる点もネックとなる。

 それでも、この試みが癌との闘いに
革命を起こす可能性を秘めているのは
確かだ。

 製薬会社はこぞって癌ワクチン開発に
乗り出し、アメリカでは前立腺癌などに
効く癌ワクチンが米食品医薬品局(FDA)
の認可を取得して広く使われ始めている。

 免疫細胞治療に関する臨床研究も進行中。

 この動きは、日本など各国にも広がって
いる。

 「この10?20年の間に免疫の仕組みが
解明され、実用化が進んでいる」と、日本
における免疫細胞治療の先駆けである
瀬田クリニックグループの
臨床研究センター長、神垣隆は言う。

 「免疫のメカニズムにのっとって癌と
闘う時代になりつつある」
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良いですね。
>3大療法に比べて副作用が格段に少ない
>ため、患者はQOL(生活の質)を
>保ちつつ癌との闘いを続けられる。
素晴らしいです。期待したい。

まだ始まったばかりなので、過剰な期待は
期待外れになる可能性がありますが、
選択肢の中に入りつつあるとは思います。
保険の適用外というのも気になります。


参考リンクです。がん情報サービス。
免疫療法

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