大飯原発の再稼働「妥当」=安全宣言、電力不足も考慮―経産相、14日に福井訪問
大飯原発の再稼働「妥当」=安全宣言、
電力不足も考慮―経産相、
14日に福井訪問
2012年 4月 13日
ウオール・ストリート・ジャーナル 日本版
詳細は、リンクを参照して下さい。
再稼働は妥当だそうです。
私にはそう思えません。
後の判断は関連自治体の長にゆだねる
しかありません。
これで国民の安全が守れるのでしょうか?
だいたい、暫定基準がいい加減。
事故後の対策ばかり。
万一想定外の震災が起これば、安全で
あるはずがない。
堤防のかさ上げも、免震重要棟も、
計画があれば良いとする項目の中に
あるのだから、
大飯原発で想定している場所は、
福島第一原発では、事故時150mSvも
あったのです。
こんなところで指揮をとれるはずがない。
フィルター付きベント設備は、原子力安全
委員会が20年前に必要性を指摘した。
しかし、長年、放置されてきた。
そのフィルターの設置も後で良いとする。
フィルター無しで稼働させている国は
日本くらい。
水蒸気爆発に対する対策もない。
確実に原子炉が停止する補償もない。
というのは、制御棒の挿入が100%補償
されているわけではないのです。
安全とは言いがたい。
電力不足についても、関電の言いなり。
十分な検討がなされたとは言いがたい。
不足の根拠には、再生可能エネルギー
が一切含まれていないし、
揚水発電の発電量についても、
重要なのは電力不足のピーク時間を
補償すれば良い。短時間なのです。
その考慮がない。
売電についても、価格設定次第で増える
可能性もある。
電力不足を強調する理由を並べただけ
のように見える。
真剣に検討したのならば、すべての疑問に
答えて欲しい。
そして最後に最低幾つの原発の再稼働が
必須なのだと断言して貰いたい。
原発の稼働は必要最低限であるべきだと
思う。
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