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2012年4月 1日 (日)

浜岡原発は21m…南海トラフ地震の津波想定

浜岡原発は21m
…南海トラフ地震の津波想定

2012年4月1日 読売新聞

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 内閣府の検討会が31日に公表した
南海トラフの巨大地震による津波想定は、
中部電力浜岡原子力発電所付近(静岡県
御前崎市)を最大高さ21メートルの
巨大津波が襲うと予測し、約10メートル
(遡上高)を前提に計画していた同原発の
津波対策の抜本的な修正を迫ることに
なりそうだ。

 昨年5月に政府の要請で運転停止した
浜岡原発。

 中部電は、最大マグニチュード(M)
8・7の地震、遡上高約8メートルの津波
が襲来すると想定していたが、
東日本大震災後、M9、約10メートルの
津波に引き上げ、対策を強化した。

 もともとあった高さ15メートルの
砂丘堤防の背後に18メートルの防波壁を
2012年末までに新設したうえ、
万一津波が乗り越えても原子炉建屋などが
浸水しないよう水密化を徹底した。

 しかし、検討会の津波高は防波壁を
3メートルも上回った。

 地震の揺れも、中央防災会議が03年に
示した震度6強から7に引き上げられた。
 中部電はこの日「津波が防波壁を越えても
冷却機能を維持する、非常用電源の設置など
を講じており、安全を確保できる」
と話した。
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東日本大震災の反省が少しは入った
ようです。

東日本ではM9級の地震想定がなかった
のだから結果から見るといかに甘かった
のかがわかる。

内閣府の検討会が31日に公表した
南海トラフの巨大地震による津波想定は、
最大34mです。震度7が想定される地域も
随分広がった。

>中部電はこの日「津波が防波壁を
>越えても冷却機能を維持する、非常用
>電源の設置などを講じており、安全を
>確保できる」と話した。
どうも懲りない連中です。

今までは、甘い想定を設定しておいて
事故が起こったら想定外で済ましていた。
許されないことです。

太平洋岸には原発を建設してはいけない
のではないでしょうか?
どうしても建設したければ、堤防などと
言っていないで空冷式にして高台に
建設すれば良い。

堤防の高さが津波の高さより高ければ
それで本当に安全なのでしょうか?

今回の津波の破壊力を見ていると
それほど頼りになるものとは思えません。

政府も電力会社も慌てて再稼働しようと
しているように見える。

「もう二度と原発事故は起こせない
のだと」
そういう意識はないのでしょうか?

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