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2012年4月27日 (金)

10分以内にヒトの細胞1個の薬物分子を追跡

10分以内にヒトの細胞1個の薬物分子を追跡
-新薬開発の高速化とオーダーメイド医療
に新たな方向性-

平成24年4月25日 理化学研究所

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 物言わぬ臓器「肝臓」。

 健康診断の数値が少し気になり出した方
もいるかも知れません。

 肝臓は体内に入った薬物を異物として
捉え、分子変化させることで無毒化しよう
とする薬物代謝機能を持っています。

 ただ、この機能は“諸刃の剣”で、
薬物を副作用の強い分子に変えてしまう
ことがあります。

 新薬の開発では、薬物代謝の様子を
分析することが薬効と副作用を確認する
ために欠かせません。
 しかし、この分析作業の最終段階では
ヒトの組織を使わざるを得ないため、
倫理上の問題や高いコストという
ハードルがありました。

 理研 生命システム研究センターの
研究者らの共同研究グループは、
「一細胞質量分析」を用いて、たった1つ
のヒト肝臓初代培養細胞の薬物代謝を
わずか10分間で分析することに成功
しました。

 これまでの分析法では多量の試料が
必要であり、コストと手間がかかりました
が、この分析法では、細胞1個でかつ生きた
まま様子を見ながら解析でき、高速、
高精度で低コストの解析を可能にしました。

 薬物代謝は複数の反応が連続する
代謝経路で行われますが、この分析法では
途中の反応でできる中間代謝物も定量でき、
最終代謝物までの代謝経路の追跡も可能
です。

 さらに詳しい分析で、同じ種類の細胞
でもそれぞれに薬物代謝が量的に異なる
“ゆらぎ”があることを発見しました。

 これは、「一細胞質量分析」でひとつ
ずつの細胞の挙動を調べることができた
からこそ発見できた成果です。

 “ゆらぎ”は生命現象の本質の1つと
され、今後、生命科学分野で活発な議論を
呼ぶと考えられます

報道発表資料へ

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素晴らしいですね。
>薬物代謝を細胞1個でかつ生きたまま
>様子を見ながら解析でき、高速、高精度
>で低コストの解析を可能にしました。

新薬開発の高速化とオーダーメイド医療に
新たな方向性が見えそうです。
期待したい。

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