冤罪根絶を訴え最終講義に臨んだ元裁判官 木谷明さん
冤罪根絶を訴え最終講義に臨んだ元裁判官
木谷明さん
2012/03/06 朝日新聞ひと欄より
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裁判官をつとめた37年間で言い渡した
無罪判決は30件を超す。
上級審で有罪に覆ったことはない。
退官後に8年間教授をつとめた法政大学
法科大学院で2月25日、最終講義に
臨んだ。
元最高裁長官や現役裁判官らも耳を
傾ける中、検察の全証拠リスト開示や
取り調べの全過程の録音・録画の必要性を
訴えた。
「刑事裁判で一番大切なことは、
何といっても、無実の者を処罰しては
ならないということです」と語り、教壇
を降りた。
最愛の妻を3年前に亡くした。
「体験しなければ理解できない痛みが
ある。
冤罪で罰せられる無念は、
いかばかりか」。
この春に東京で弁護士登録する。
生涯、司法に警鐘を鳴らし続ける
つもりだ。
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周防監督が取り上げて映画にもなった
痴漢えん罪の不条理を問うた
「それでもボクはやってない」
の著者なんですね。
映画見ましたが、やりきれないです。
>裁判官はエリート育ちの『勝者』が多い
らしいです。
どうしてこんな判決がでるのだろうかと
思うことが多い。
>「体験しなければ理解できない痛みが
ある。
そうですね。
裁判官であれ、なんであれ、人の痛みの
わかる人でなければ、ならないと思う。
>冤罪で罰せられる無念は、いかばかりか
最高裁は開かずの扉なのです。
実態としてのえん罪はずっと多いはず。
どうして繰り返し起こしておきながら
改善しようとしないのか理解できない。
何故でしょう?
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