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2012年3月21日 (水)

複数のたんぱく質を高感度に定量できる分析技術の事業化に成功

複数のたんぱく質を高感度に定量できる
分析技術の事業化に成功
(JST 大学発ベンチャー創出推進の
研究開発成果を事業展開)

平成24年3月16日
東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 JSTは産学連携事業の一環として、
大学・公的研究機関などの研究成果を
もとにした起業のための研究開発を推進
しています。

 平成20年度より東北大学に委託して
いた研究開発課題「オン・ディマンド型の
蛋白質絶対定量キットの開発」(開発代表者
:寺崎 哲也 東北大学 教授、起業家:
堀江 透)にて、質量分析装置注1)を
用いて複数のたんぱく質の絶対発現量注2)
を同時に量ることができる定量法の
技術開発に成功しました。

 たんぱく質の検出および定量は生命科学
において必須の基本技術ですが、従来の
抗体注3)を利用する方法では、抗体調製
に長期間を要することや標的たんぱく質以外
と結合してしまうなどの技術的な問題が存在
していました。

 寺崎教授を中心とする本研究開発チーム
は、これらの問題を解決するために、
三連四重極型質量分析装置注4)を用いた
たんぱく質検出方法の研究開発に取り組んで
きました。

 本分析装置は、質量精度が劣るため
たんぱく質の同定を目的とする従来の
プロテオミクス注5)では使用されて
いませんでしたが、標的分子の高感度検出
が可能なため、低分子薬物の定量に
用いられてきました。

 本チームは、この三連四重極型質量分析
装置をたんぱく質定量に応用し、
標的たんぱく質の絶対発現量を同時かつ
高感度に定量できる方法の確立に成功
しました。

 本定量法は、測定対象の標的たんぱく質
試料をたんぱく質分解酵素(トリプシン
注6))を用いて消化し、分解された数多く
のペプチドの中から、測定対象の
標的たんぱく質に特異的なペプチドの
絶対量を定量する手法です。

 高感度で特異性の高い定量を実現する
ためには、どのペプチドを測定するのかが
重要です。

 同教授らが開発した定量法の最大の
特長は、定量対象とするペプチドを
アミノ酸配列注7)情報のみから
コンピューター解析を用いて事前に決定
することに成功した点です。

 今回、この技術を事業化レベルまで
確立することができました。

 平成24年3月には、薬を運搬する
たんぱく質や代謝するたんぱく質を
定量できるキット(図1)を、メンバー
らが出資して設立した株式会社
Proteomedix
Frontiers
(プロテオメディックス フロンティアーズ、
平成22年3月設立)を通じて
その提携企業から世界同時発売し、
5年後に10億円の売上げを目指します。

 必要な時に短期間で提供可能な
「オン・ディマンド注8)型のたんぱく質
絶対定量キット」の事業化により、
今後拡大する研究者の多様なニーズに
応えることが可能になります。
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これによって新薬標的候補たんぱく質や
バイオマーカー候補たんぱく質の検出が
容易に出来るようになると思われます。

疾患に関連している蛋白は無数に存在
しますから、その探索が容易になることは
重要なことです。

>さらに今回、この技術を事業化レベル
>まで確立することができました。
と言ってますね。

>5年後に10億円の売上げを目指します。
とのことで、期待したい。
うまく成長できると良いですね。

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