« 『電機周波数問題~電力の在り方を考える』 | トップページ | ヒトiPS細胞から新規誘導法を用いて脊髄損傷治療へ応用マウス実験で回復 »

2012年3月19日 (月)

飲食物由来の放射性ヨウ素およびセシウムによる東京都民への曝露量と発がんリスクの推定

飲食物由来の放射性ヨウ素および
セシウムによる東京都民への曝露量と
発がんリスクの推定

平成24年3月12日
国立大学法人 東京大学
独立行政法人 科学技術振興機構

詳細は、リンクを参照して下さい。

---------------------------------------
 東京大学 生産技術研究所の沖 大幹 教授
と東京大学 総括プロジェクト機構
「水の知」(サントリー)総括寄付講座の
村上 道夫 特任講師の研究チームは、
地域別・日別、飲食物グループ別の
放射性物質濃度、各地域から東京への飲食物
の入荷量、各飲食物の平均摂取量から、
都民への飲食物由来の放射性ヨウ素
および放射性セシウムの曝露量を算出した。

 東日本大震災に伴い、福島原子力発電所
から放射性物質が放出され、飲食物由来の
放射性物質の曝露に伴う健康影響が懸念
されている。

 本研究により、東京都民への放射性物質
の曝露量を飲食物の種類別に経時的に
定量化することができた。

 その上で、出荷制限および東京都による
乳児へのボトル飲料水配布といった対策
による曝露量の削減効果を推定した。

 さらに、飲食物由来の放射性物質の摂取
に伴う発がんリスク注1)の推定を行い、
その他の環境汚染物質、自然由来の
放射性物質の曝露に伴うリスクや事故や
病気による年間死亡者数と比較することで、
リスクを分かりやすく提示することが
できた。

-------

飲食物由来の放射性ヨウ素の発がんリスク
は、成人にて3×10-6、
幼児にて2×10-5、
乳児にて3×10-5であり、

放射性セシウムの発がんリスクは、
成人、幼児、乳児にてそれぞれ3×10-6
であった。

 事故後1年間の飲食物由来の
放射性ヨウ素と放射性セシウムの
生涯発がんリスクは、
環境中のディーゼル車排出粒子や
自然放射性カリウム40を1年間曝露する
ことで生じる生涯発がんリスクよりも低く、
ベンゼンを1年間曝露することで生じる
生涯発がんリスクよりも高いレベルで
あった(表2)。

 さらに、放射性ヨウ素の致死性発がん
リスクは、成人にて2×10-7、
幼児にて1×10-6、
乳児にて2×10-6であり、

放射性セシウムの致死性発がんリスクは、
成人、幼児、乳児にてそれぞれ8×10-7
であった。
 日本における交通事故による年間死亡者数
の10万人中4.5人(4.5×10-5)
と比べ、1けた以上小さかった(表3)。
---------------------------------------

最も影響を受けたと思われる福島県民の
リスクについても、研究して発表して
もらいたいと思います。

震災がれきの受け入れの例を見ていると
あまりにも過敏でありすぎるように
思います。

そのことを定量的に示す為にも、
このような研究とその結果のすみやかな
公開は必須のことだと思います。

危険は放射線被爆だけではなく、
それ以外の要因も多数あり、そのリスクも
様々です。

生涯健康で、安全でありたければ、
そのすべてをしっかり把握しておかないと
いけないはず。

感情的にではなく、定量的に、
安全な環境とはどうあるべきなのか
考慮しなくてはいけないことは沢山
あるはずです。

自分で考え判断しましょう。
そして、正しく恐れましょう。

|

« 『電機周波数問題~電力の在り方を考える』 | トップページ | ヒトiPS細胞から新規誘導法を用いて脊髄損傷治療へ応用マウス実験で回復 »

科学関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/54259511

この記事へのトラックバック一覧です: 飲食物由来の放射性ヨウ素およびセシウムによる東京都民への曝露量と発がんリスクの推定:

« 『電機周波数問題~電力の在り方を考える』 | トップページ | ヒトiPS細胞から新規誘導法を用いて脊髄損傷治療へ応用マウス実験で回復 »