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2012年3月22日 (木)

尿2.5トン 執念で宝物に 透析患者救うEPO

尿2.5トン 執念で宝物に
透析患者救うEPO

2012年3月18日 朝日新聞

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 「バイオ医薬品の金字塔」とも言われる
貧血治療薬「エリスロポエチン(EPO、
エポ)」。

 世界中の人工透析患者を支え、日本で
30万人、世界で200万人以上が恩恵を
受ける。

 この誕生には、患者の「おしっこ」を
こつこつ集め続けた宮家隆次さん(81)
の執念があった。

 1974年のクリスマス、熊本大医学部
の研究者だった宮家さんは「宝物」を
収めたカバンを胸に、米シカゴの空港に
降り立った。

 中身は、綿毛のようにふんわりした
黄色い尿の粉末が、25本の容器に
4.5グラムずつ入っていた。
 数年がかりで集めた熊本の患者の尿
約2.5トンから抽出したものだった。
 実験設備の整ったシカゴ大の
ゴールドワッサー教授の研究室で、
EPO精製純度を上げることが目的
だった。

 人の尿から約10mgの純粋なEPOの生成に
成功し、77年に世界で初めて論文に発表
した。

 77年の精製成功後、EPOは遺伝子工学で
医薬品にしようとする二つの
バイオベンチャーが目を付けた。
 当時、創薬には世界で最も純度が高い
宮家さんの精製物が必要だった。

 90年以降、遺伝子組み換え技術で
人工的にEPO製剤の生産が可能になった。

 人工透析を受ける腎性貧血の患者は
体内でEPOがつくられにくく、輸血が必要
だったが、この薬で症状は劇的に改善した。

 後発医薬品を含め年6千億円以上を売り
上げる、世界的な大型医薬品である。

 宮家さんはEPOに関する特許は持って
いない。

 「当時の研究者は、そのようなことに
興味はなかった。
 俺はお金持ちになれんかったな」。

 熊本市の自宅で、にっこり笑いながら
おどけてみせた。

 そして付け加えた。
「大勢の人のために役に立てただけで
満足です。
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偉いの一言です。尊敬するしかない。

残念ながらそれを医薬品にしたてる
ベンチャーが日本には存在しなかったと
いうことですね。
多分現在でも、この環境では難しいかも
知れない。

関連記事です。
尿2.5トン 執念で「宝物」に
朝日新聞アスパラクラブ
科学面にようこそ

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