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2012年3月16日 (金)

iPS細胞を経由せずに特定の機能を持つ細胞作製に成功

iPS細胞を経由せずに特定の機能を持つ
細胞作製に成功
-転写制御ネットワークを再構築する
ことで分化転換-

平成24年3月14日 理化学研究所

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 あらゆる細胞に分化する能力がある
iPS細胞(人工多能性幹細胞)が再生医療や
創薬開発の切り札として脚光を浴びて
います。

 すでに臨床に移っているものもあって、
普通に治療を受けられる日も近づいて
きています。

 iPS細胞は患者自身の細胞から作るので
拒絶反応がないという利点がありますが、
課題もあります。

 1つは作製に時間がかかることで、目的の
細胞を得るために1カ月ほどかかって
います。

 また、 iPS細胞から作製した目的細胞に
がん化の危険性があるとの指摘もあります。

 「それならiPS細胞を経由せずに直接
作ってしまえばいいじゃないか」と考えた
のが、オミックス基盤研究領域の研究者
たちです。

 遺伝子がどのように発現し、最終的に
ヒトの体を形作っている組織細胞のうち
どれになるかは、転写因子と呼ばれる
タンパク質で構成される膨大な転写制御
ネットワークが制御しています。

 そこで研究者は、ある細胞が持つ特定の
機能は、ネットワークの一部分として
その細胞が独自に持っている”転写制御の
サブネットワーク”によって調節されて
いると仮定し、このサブネットワークを
異なる別の細胞に再構築することに
しました。

 まず、転写因子の発現情報や文献情報に
加え、転写因子の制御関係を組み合わせる
ことで転写因子サブネットの相関図を作り、
その中で最も重要な働きをしている
転写因子を絞り込むための一連の手法を
確立しました。

 次に、この手法をヒト単球細胞に適用し、
単球細胞の機能を発現するために最も重要
な4つの転写因子を見つけました。

 これらの遺伝子を実験に一般的に
使われるヒト線維芽細胞に導入した
ところ、線維芽細胞の形状が単球細胞に
似た形態に変化し、線維芽細胞が持って
いない貪食能、炎症反応、サイトカイン
分泌といった単球細胞特有の機能を持つ
細胞に分化転換したことが分かりました。

 今回のように普遍的な方法論を用いて
直接、目的とする細胞の機能を持つ細胞を
作製したのは初めてのことです。

 また、ヒト線維芽細胞から単球様細胞を
作製したのも初めてです。

 今回、用いた方法は他の目的細胞にも
適用可能です。

 将来的には入手が容易な細胞から医学的
に有用で、かつ希少な細胞を直接作製
できるようになると期待できます。

プレスリリース本文(詳細)へ

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素晴らしいと思います。

目的の細胞を得る選択肢は多い方が
良い。

>今回、用いた方法は他の目的細胞にも
>適用可能です。
>将来的には入手が容易な細胞から医学的
>に有用で、かつ希少な細胞を直接作製
>できるようになると期待できます。
期待したい。

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