海底の魚 繰り返す汚染
海底の魚 繰り返す汚染
朝日新聞アスパラクラブ
科学面にようこそ
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
東京電力福島第一原発の事故から
10カ月が過ぎたが、海底にすむ魚介類や
海底の土の汚染が今も続いている。
放射性セシウムが海底に沈んだままに
なっているからだ。
除染は難しく、魚の安全性を確かめる
ために数年先まで汚染の分布状況を調べる
必要が出ている。
中でも福島県沖が受けた影響は大きく、
県が昨年6月から今年1月に採取した
魚類105種のうち、13種110尾で
国の基準(1キロあたり500ベクレル)
を超えた。
2尾を除くと、カレイやメバル、
アイナメなど海底近くの魚だった。
今年に入っても、シロメバルが
1920ベクレルなど、188尾中、
12尾で基準を超えた。
海洋生物環境研究所の研究参与、
御園生(み・その・お)淳さんによると、
セシウムを取り込んだプランクトンが沈降
し、そのプランクトンをゴカイやヒトデ
などの海底の生き物が食べ、さらに
その生き物を海底魚が食べるという
食物連鎖が原因で、一定の期間を経て
高濃度のセシウムが検出されるように
なったという。
---------------------------------------
東電は海では希釈されるから問題ないと
言ってませんでした?
NHKの番組でも放送していましたが、
汚染は、思っていたよりもひどい。
福島原発の沿岸近くはもちろん遠く離れた、
河口近くにもホットスポットがあるらしい。
山から流れてきた放射性物質が溜まる
ということらしい。
海の汚染は、福島の海岸線に沿って南下
しているようです。
時間軸で言えば、セシウムの半減期から
言っても数年で問題なくなるとは
思えません。ひどい話です。
福島沿岸での漁業は50年単位で出来ない
のでは? と思ってしまう。
どう補償してくれるのか?
未だに、満足な補償などしていない。
それでも原発は必要と言う。
専門家も政治家もどういう神経をして
いるのか理解不能。
ドイツのように倫理的な判断が必要と
思う。それと将来を見据えた判断が、
経済ではない。
経済は努力次第でなんとでもなるはず。
| 固定リンク
「科学関連ニュース」カテゴリの記事
- 世界初、100:1の減速比でも逆駆動可能なギヤを開発―ロボットの関節やEVの変速機などへの展開に期待―(2019.12.04)
- 全ての光を吸収する究極の暗黒シート-世界初!高い光吸収率と耐久性を併せ持つ黒色素材-(2019.09.03)
- バイオプラスチック原料を大量合成する技術を開発 ~環境調和型触媒反応プロセスによる,再生可能資源を活用したバイオ化学品製造技術~(2019.07.24)
- 「亀裂」と「光」で世界最小サイズの絵画の作製に成功 -インクを使わずに超高精細な印刷が可能に-(2019.06.25)
- 福島原発事故によって飛散した放射性微粒子の溶解挙動を解明(2019.05.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント