世界初「高性能マグネシウム燃料電池」を共同開発
世界初「高性能マグネシウム燃料電池」を共同開発
―次世代燃料電池の実用化に道、
1年以内の製品化を目指す―
2012年2月13日 東北大学プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東北大学、産総研、古河電池、日本素材
は、高性能のマグネシウム燃料電池を開発
しました。
新型マグネシウム燃料電池
(電気量:60Ah、サイズ:26cm×17cm×10cm)
の試作・性能評価を行い、据え置き型電源
として、また、乗り物(電気自動車)用の
電池として1年以内の商品化を目指して
います。
今回開発したマグネシウム燃料電池
(一次電池)は、各家庭に安価な非常用
電源として設置が可能でです。
また、太陽光発電装置などと併用する
ことで、極めて安価であり効果的な
非常用電源として備えておく事が可能
です。
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良さそうです。
>「マグネシウム燃料電池」は、
>「水素燃料電池」の原料である水素ガス
>(気体)をマグネシウム(固体)に
>置き換えた構成で、「空気中の酸素を
>使う」という発電原理は、水素燃料電池
>と同じです。
>ですが、水素燃料電池は、
>①高価な白金触媒を多量に必要とする
>こと、
>②危険な水素ガスの生産・供給・貯蔵
>技術が確立していない、という問題が
>あり、実用化には未だ多くの解決すべき
>課題があります。
>これに対して、今回開発した
>マグネシウム燃料電池は、「白金触媒は
>不要、あるいは微量」で済みます。
>また、問題点だった
>①難燃性と②耐海水性ですが、
>難燃マグネシウム開発により、従来の
>問題点は大幅に改善されたので、
>実用化の前の予備実験でも 1.55Wh/g の
>エネルギー密度(理論密度の 70%)を
>達成しています。
とのことです。
>電気の安全な貯蔵・輸送が可能な
>世界初の技術
大いに期待したい。
一年以内の実用化ですからすぐです。
この電池は使い捨ての形なのでしょうか?
それとも、水素燃料電池のように
難燃マグネシウムをカセットみたいな形で
交換できるようにするのでしょうか?
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