ドイツ:脱原発でも電力輸出超過 再生エネルギー増加で
ドイツ:脱原発でも電力輸出超過
再生エネルギー増加で
毎日新聞 2012年2月20日
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東京電力福島第1原発事故後に「脱原発」
を決め、国内17基の原発のうち約半数に
あたる8基を停止したドイツが昨年、
周辺諸国との間で、電力輸入量よりも
輸出量が多い輸出超過になっていたことが
分かった。
脱原発後、いったんは輸入超過に陥った
が、昨年10月に“黒字”に転じた。
太陽光や風力などの再生可能エネルギー
の増加と、全体のエネルギー消費量を
抑える「効率化」が回復の要因だという。
厳冬の影響もあり、電力不足の原発大国
フランスにも輸出している。
今年2月に入り、欧州各地で氷点下
10度を下回る厳冬になると、電気暖房が
全体の3分の1を占めるとされるフランス
で原発をフル稼働しても電力が足りなく
なった。
このため、2月の17日間のうち6日間
は電力需要の多い午後7時ごろを中心に
ドイツからフランスへの輸出超過になり、
電力の7割を原発に頼るフランスが
脱原発のドイツに依存する事態になった。
昨年のドイツの発電量に占める原発の
割合は約22%から18%弱程度に低下
する一方、再生可能エネルギーは
約20%に上昇した。
さらに、褐炭、石炭、ガスなどが微増
しており、原発の目減り分を補っている。
一方、日本では再生可能エネルギー
による発電量(10年度)は全体の
約10%にとどまり、太陽光や風力など
水力以外の新しいエネルギーは約1%に
過ぎない。
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欧州連合(EU)は素晴らしい。
加盟27カ国など欧州の34カ国の
送電事業者で作る
「欧州送電事業者ネットワーク」
が存在する。
何年もかけて構築した。
だからこういうことが出来る。
日本はなにもしないから、
国内ですら電力の融通が出来ない。
ドイツは脱原発とか言っているけれど
原発大国のフランスから輸入するのだ
と言っている人達がいましたが、
現実は複雑です。そう単純ではない。
電力ネットワークの自由度を高めると
ともに、再生可能エネルギーの比率を
高めないで、どうして持続可能な
エネルギーを得ることが出来るの
だろうか?
石油にしても、シェールガスにしても、
期待のメタンハイドレートにしても
有限資源です。
しかも、石油も、ガスも輸入です。
どうして永久に持続可能だと
言えるのか?
そうでないとすれば、今から
手を打って行かないと間に合わない。
ネットワークの構築にしても、
再生可能エネルギーの発電設備しても
整備には時間がかかる。
どう思っているのでしょうか?
このままで良いとは思えません。
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