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2012年2月24日 (金)

創薬スクリーニングの革新技術!

創薬スクリーニングの革新技術!
―細胞の仕組みを活用、医薬品(クスリ)
候補物質の簡便・迅速・高精度な
評価に成功―
平成24年2月3日
国立大学法人東京大学 生産技術研究所
財団法人 神奈川科学技術アカデミー

詳細は、リンクを参照して下さい。

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【ポイント】

・たった3時間で、医薬品候補物質となる
 低分子化合物の細胞内への取り込まれ方を
 評価できる。
 (細胞そのものを使う従来の評価法では
 1日以上かかっている)

・細胞表面に存在し、低分子化合物を
 細胞膜を介して輸送する仕組み
 (トランスポーター型膜タンパク質)を
 活用し、医薬品候補物質の迅速な選別に
 応用可能な実験手法を世界で初めて
 示した。新薬開発の際に
 トランスポーター型膜タンパク質との
 作用を評価することが、近年、FDA
 (米国食品医薬品局)で推奨されている。

・実験手法がコンパクトかつ簡便で、
 微量で評価が可能なため、創薬に要する
 時間短縮とコストの軽減が期待できる。

・操作・準備は簡単、装置は手のひら
 サイズ。

・本成果は、英国Lab on a Chip誌
 (電子版2011年11月30日、
 ジャーナル誌版2012年1月26日
   Issue 4、論文タイトル:
 Single-vesicle estimation of
 ATP-binding cassette transporters
 in microfluidic channels)に掲載。
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>今回明らかになった「取り込まれやすさ」
>を示す数値(IC50)は、従来法により
>知られている文献値とほぼ一致している
>ことから、創薬、特に初期の探索段階
>でのスクリーニング(医薬品候補物質の
>選別)において、従来法に比べ格段の
>ハイスループット(高い処理能力)
>となる革新的な代替技術としての活用が
>期待できます。
とのことです。期待したい。

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