東大など、「自己熱再生理論」によるバイオエタノール製造の省エネ化を実現
東大など、「自己熱再生理論」による
バイオエタノール製造の省エネ化を実現
2012/02/03 マイナビニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東京大学生産技術研究所(生産研)と
新日鉄エンジニアリングは2月2日、
生産研エネルギー工学連携研究センターの
堤敦司教授兼センター長らが開発した
「自己熱再生理論」を、バイオエタノール
蒸留プロセスに適用し、バイオエタノール
製造に必要なエネルギーを削減することに
成功したことを共同で発表した。
自己熱再生理論とは、従来のプロセス
では、燃料を燃焼させて熱を発生させ、
加熱していたのに対して、一切加熱する
ことなく自己熱を循環利用する
省エネルギーなプロセス設計理論の
ことだ。
自己熱再生理論を用いることで、
蒸留プロセスだけでなく、蒸発、濃縮、
乾燥、反応、分離など、ほぼすべての
プロセスにおいて、燃焼加熱に比べて
エネルギー消費を1/5~1/20に削減できる
ことが、これまでシミュレーションで
予想されていたのである。
今回、新エネルギー・産業技術総合開発
機構の委託事業「セルロース系エタノール
革新的生産システム開発事業」において、
東京大学と新日鉄エンジニアリングが
バイオエタノール蒸留プロセスの設計に
自己熱再生理論を導入。
実証試験を実施したところ、従来の
蒸留プロセスで消費するエネルギーを
約85%削減できることが確認された。
自己熱再生理論を実証したのは
今回が世界初となる。
バイオエタノールはCO2削減の手段
として期待されているが、その製造段階
では化石燃料を使用するため、製造で
消費するエネルギーを極力少なく
しなければ意味がない。
特に、蒸留工程は全体のエネルギー消費
の半分以上を使用しており、
省エネルギー化が望まれていた。
今回の技術開発の成果は、
エタノール製造で消費するエネルギーを
半分以下にでき、製造コストの大幅な
削減が期待できるという。
この成果をもとに、東京大学生産技術
研究所では自己熱再生理論の普及の促進を
図るとともに、新日鉄エンジニアリングは
バイオマス事業体制を強化し、国内・海外
ともに、顧客ニーズを踏まえつつ、
地球温暖化防止に貢献する
バイオエタノール事業の創出を目指して
積極的に活動していくとしている。
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良さそうです。
>実証試験を実施したところ、従来の
>蒸留プロセスで消費するエネルギーを
>約85%削減できることが確認された。
素晴らしい。
確かに、蒸溜工程で多量の化石燃料を
使用せざるを得ないところがあって、
バイオエタノールが必ずしもエコかと
言えばそうてはないという話がありました
が、これで真にエコなバイオエタノール
が製造できることになりそうです。
期待したい。
関連リンクです。
「革新的エネルギー技術」
難しいですね。
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