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2012年2月 5日 (日)

抑制性シナプス形成に重要なタンパク質を発見

抑制性シナプス形成に重要なタンパク質を発見
-脳機能における抑制性シナプスの
役割解明に手掛かり-
平成24年1月30日 理化科学研究所

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 しゃべりだすと止まらない人がいます
よね。
 暴走して周りを辟易させるのですが、
何故か友人には冷静沈着な人がいて隣で
時折ブレーキをかける。
 それで結構、バランスがとれている
ことってありません?

 人間の脳で神経細胞間の情報の受け渡し
という重要な役割を担っているのが
シナプスです。

 このシナプスにも機能的に
「興奮性シナプス」と「抑制性シナプス」
があるそうです。

 普通は両方のバランスがとれている
のですが、てんかんのようないくつかの
神経疾患ではバランスが乱れるのでは
ないかと考えられています。

 これまで、興奮性シナプスについては
多くのことが分かってきたのですが、
抑制性シナプスがどう形成されるか
についてはあまり理解が進んで
いませんでした。

 脳科学総合研究センターの
研究チームは、抑制性シナプスの謎を
解くため、脳神経回路の形成に関わる
シナプス膜タンパク質のひとつ
「SLITRK3」に着目し、培養細胞や
ラットを使った実験を行いました。

 その結果、 SLITRK3が興奮性シナプス
には影響を与えずに、抑制性シナプスの
形成を促進することを突き止めました。

 SLITRK3を欠損させたマウスを使った
実験では、抑制性シナプスの活動に関わる
信号が減少し、一方で興奮性シナプスの
活動に関わる信号には変化がありません
でした。

 このことから、てんかんなど神経細胞の
過剰な活動が起こるのは抑制シナプスの
機能が失われたためと推測することが
できます。

 抑制性シナプスの形成や維持に関わる
分子機構の解明が進めば、神経細胞の
過活動で起きる病気の理解や病状の改善に
役立つと期待できます。

プレスリリース本文(詳細)へ

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良さそうですね。
期待したい。

とは言っても、そう簡単に臨床の場で
効果が出せるわけではないのですが、
残念ながら進歩は少しずつ。

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