悪玉の腫瘍内マクロファージを善玉に変えてがんを治す試みに成功
悪玉の腫瘍内マクロファージを善玉に
変えてがんを治す試みに成功
2012/1/17
北海道大学 PRESS RELEASE
詳細は、リンクを参照して下さい。
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がんに浸潤しているマクロファージ
(悪玉, M2 型)は,がんの増殖,浸潤,
転移など悪性の振舞いに必須の細胞と報告
されてきました。
志馬助教らはこの悪玉細胞が自然免疫の
アジュバント,2 重鎖RNA の作用によって,
がん傷害性の M1 型に変換することを
示しました。
2 重鎖 RNA の投与を受けた担がんマウス
のがんは壊死になって退縮し,長期延命に
繋がりました。
本研究成果は,自然免疫が
腫瘍内マクロファージへの直接作用で
がんを治癒させる可能性を示し,
新しい免疫アジュバント療法の開発への
ヒントとなります。
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良さそうな成果ですね。
関連リンクです。
「がんの免疫療法」
理化科学研究所
免疫・アレルギー科学総合研究センター
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