世界の飲み水を救うために
世界の飲み水を救うために
-飲料水に含まれる有毒ヒ素の容易かつ
迅速な除去材を開発-
独立行政法人
物質・材料研究機構
詳細は、リンクを参照して下さい。
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独立行政法人物質・材料研究機構
(理事長:潮田 資勝)
元素戦略材料センター資源循環設計
グループ(グループリーダー:原田幸明)
のSherif El-Safty
(シェリフ エル サフティ)主幹研究員は、
東南アジアだけでも6000万人もの人が
その汚染地域に住んでいると警告されて
いるヒ素を、飲料水から簡単に検出し
除去することのできる材料を開発した。
きれいな水が貴重な中近東出身の
シェリフ主幹研究員が、世界の飲み水を
救うためにと心血を注いで開発したもの
である。
本技術は、高秩序メゾポーラス構造
(HOM)と呼ばれる多孔質物質の内壁に
ヒ素を感知し、優先的に捕獲する官能基を
びっしりと敷き詰めたものであり、水中に
微量のヒ素が存在すると、それを速やかに
吸着・除去するとともに、吸着した段階で
色を変えて知らせることもできるため、
検出・除去の確認が容易に行える特徴が
ある。
鋭敏、安価、可視、軽便、迅速という
本技術の特徴を活かし、大量の
水処理プラントだけでは なく、
個人レベルでも容易に使用でき、
発展途上国などでの新規の水源の開発や
利用の際にヒ素の 脅威を大幅に抑える
ことができる。
安全な水を日常的に確保することの
できる技術として、必要な 地域での
普及に取り組んでいく。
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>ヒ素の 脅威を大幅に抑えることが
>できる。
素晴らしいです。
ヒ素は自然界にも存在します。
必要な地域に普及させることが出来ると
良いですね。
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