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2011年12月27日 (火)

慢性疼痛の発生にかかわる脳の中の神経回路の組み換えを証明

慢性疼痛の発生にかかわる脳の中の
神経回路の組み換えを証明

―最先端の二光子レーザー顕微鏡
イメージング技術で神経回路の変化の
撮影に成功―
2011.12.09
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構
生理学研究所

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 慢性疼痛は、「脳が生み出す理不尽な
痛み」とも呼ばれる慢性的な痛みのこと
で、急性期の痛みが過ぎたあとも、三か月
以上にわたって引き続くのが特徴です。

 その長く持続する痛みのため、患者は
時に精神的な苦痛も感じ、日常生活に支障
をきたすなど、社会的な問題にもなって
います。

 そもそも、この慢性疼痛は、急性期の
末梢神経の炎症や損傷がきっかけと
なって、脳の中に痛みを長く感じさせる
ような仕組みが生じるからであると考え
られていましたが、脳の中で実際に
どのような神経回路の変化が起こっている
のかについては解明されていません
でした。

 今回、自然科学研究機構・生理学研究所
の鍋倉淳一教授の研究グループは、
慢性疼痛の際には、脳の神経回路が盛んに
組み換わってしまうことを証明しました。

 これによって痛みの感覚が過剰になり
長く続く脳内メカニズムを明らかに
しました。

 最先端の二光子レーザー顕微鏡
イメージング技術を用いた研究成果です。

 本発表は、研究グループによって
米国神経科学学会誌(ザ・ジャーナル・
オブ・ニューロサイエンス)などに
掲載された三編の研究成果をまとめた
ものです。


今回の発見
1.最先端の二光子レーザー顕微鏡による
観察により、慢性疼痛モデルマウスの脳
では、末梢神経の傷害後の慢性疼痛の
発達期(1週間以内)に、脳の中で神経回路
の組み換えが活発に起きることが
わかりました(文献1、文献3)。

2.末梢神経の傷害前に存在していた
シナプスは減ったり無くなったりして
しまうのに対して、逆に異常な痛み感覚に
応じたシナプスが強くなったり、異常感覚
によって新たに作られたシナプスが
そのまま残ってしまうことが分かりました
(文献1)。

3.さらに、慢性疼痛にともなって、
感覚野の神経の活動が活発になり、情動
などにも関連する前帯状回(ACC)と
呼ばれる脳の部位の活動も活発となること
が分かりました(文献2)。
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慢性疼痛いやですね。

脳の神経回路が組み換わってしまうらしい
です。

>こうした神経回路の可塑的な変化に
>着目した新たな慢性疼痛治療戦略の構築
>ができるものと期待されます。
とのことです。

慢性疼痛に対しては、良い鎮痛剤も
無いので期待したい。

参考までに
慢性疼痛のサイトへのリンク

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