環境に優しい二酸化炭素固定法
環境に優しい二酸化炭素固定法
09 December 2011
RIKEN Research Highlights
詳細は、リンクを参照して下さい。
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二酸化炭素(CO2)を固定化して
さまざまな有機分子に変換できれば、
産業活動により排出される温室効果ガスを
削減する戦略として魅力的だ。
このたび、理研基幹研究所の
侯召民主任研究員が率いる研究チームは、
「環境に優しい」銅触媒を用いて、
アルキルホウ素分子をカルボン酸に変換
することに成功した。
カルボン酸は医薬品製造の重要な原料
であり、この触媒を用いることにより、
さまざまな分野へのCO2固定化の応用が
広がるだろうと期待できる。
銅-NHC触媒は研究チームにもう1つ
恩恵をもたらした。
そのユニークな化学的性質のおかげで、
いくつかの反応中間体が結晶として単離
できたのだ。
これらの分子構造をX線回折法により
明らかにしたところ、CO2の付加を可能
にするには、アルコキシド塩基分子と
銅原子とアルキルボランの結合相互作用が
不可欠であることが、初めて明確に証明
された。
「今後、中心金属、塩基、支持配位子の
組み合わせを精密に調整すること
によって、触媒の効率と選択性をもっと
高められるでしょう」と侯主任研究員は
語っている。
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なかなかよさそうな発見ですね。
地中に埋めるよりよさそう。
CO2の再利用ができる。
今後の発展に期待したい。
本当は出さないのが良いのですが、
そうも行かないだろうし、
次に良いのが植物なんですが、
なかなか増やすのが難しい。
人間の都合で、すごい勢いで森林が
消滅しています。
ただ今進行中。
なんとかならないのでしょうか?
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