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2011年12月20日 (火)

日本メディカルマテリアル、生体親和性MPCポリマーを活用した長寿命の人工股関節「Aqualaライナー」を製品化

日本メディカルマテリアル、
生体親和性MPCポリマーを活用した
長寿命の人工股関節「Aqualaライナー」
を製品化
2011年07月13日
マイライフ手帳@ニュース

詳細は、リンクを参照して下さい。
少し古い記事になりますが紹介して
おきます。

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 日本メディカルマテリアル(以下、JMM)
は、世界で初めて、生体親和性に優れた
MPCポリマーを人工股関節の関節部分に
結合させ、「Aqualaライナー」として
製品化に成功したことを6月23日に発表
した。

 同日には、「Aqualaライナー」の
共同開発を手掛けた、東京大学大学院
工学系研究科(マテリアル工学/
バイオエンジニアリング)の石原一彦教授
と、東京大学大学院医学系研究科
(関節機能再建学講座)の高取吉雄特任
教授を迎えたメディアセミナーが開催
された。

 国内では、2009年度に年間約17万件の
人工関節の手術が行われており、そのうち
約10万件が股関節の手術となっている。

 「Aqualaライナー」とは、どんな特徴を
もつ製品なのだろうか。

 「人工股関節の手術において、大きな
課題となっているのが、関節面の摩耗
による“ゆるみ”である。

 ゆるみが発生すると、痛みを
引き起こし、歩行が困難になるため、
入れ替え手術を行わなくてはならない。

 新製品の『Aqualaライナー』は、
ヒト細胞と類似の構造をもつ
生体親和性MPCポリマーを、人工関節の
関節面にナノ表面処理し、関節軟骨と同様
の表面構造を構築する新技術『Aquala』
を活用することで、関節面の摩耗の大幅な
低減を実現した。

 今年4月28日に厚生労働省から製造販売
承認を取得しており、10月以降に発売する
予定。

 「再手術が必要なくなる
『Aqualaライナー』の発売は、人工股関節
の患者のQOL向上や医療費の削減などにも
貢献できる」と、患者やその家族は
もちろん、社会に対しても
医療イノベーションをもたらすことに
期待を寄せていた。

 股関節シミュレーターで、1000万
サイクルの股関節の運動を模擬した
摩耗試験を行ったところ、未処理の
ポリエチレンライナーに比べて、摩耗量の
大幅な低下が認められたという。

 「ゆるみが発生するのは、人工股関節
から出る摩耗粉に生体が反応し、特定の
部分だけ骨がなくなる骨吸収が起こること
が原因だと考えられている。

 そこで、このゆるみをなくすための
対策として、関節軟骨に学び、
架橋ポリエチレンの表面にMPCポリマー層
を構築するAquala技術を開発し、摩耗粉の
減少と生体反応の抑制を同時に実現した。
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素晴らしいですね。

今までの人工股関節でも、20年以上の
寿命が期待できるものだそうですが、
『Aqualaライナー』はさらに長寿命である
為、事実上再手術の必要がなくなるものと
期待してよいようです。

>今年4月28日に厚生労働省から製造販売承認
>を取得しており、10月以降に発売する予定。
との記事ですが、予定どおり発売されたよう
です。

>超高齢化社会に向けて加速する日本
>にとって、「Aqualaライナー」は
>欠かせない医療機器になる
そう思います。

年間約10万件が股関節の手術だそうです。

自分の足で歩けるというのは素晴らしい
ことです。

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