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2011年12月 9日 (金)

特集記事:miR-124aが神経細胞の成熟や生存に機能することを証明!

特集記事:miR-124aが神経細胞の成熟や
生存に機能することを証明!

2011年12月08日
naturejapanjobs

詳細は、リンクを参照して下さい。

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 大規模なゲノム解析が進み、ヒトでは
タンパク質をコードしないDNA領域の割合が
きわめて多く、その大半がマイクロRNA
(miRNA)などのnon-coding RNA(ncRNA)
に転写されていることがわかっている。

 20塩基程度のmiRNAは相補的な配列を
もつターゲット遺伝子の発現を抑制し、
発生、分化、代謝、ウイルス耐性、発がん
などに関与するさまざまな機能を果たす
とされる。

 このほど、財団法人
大阪バイオサイエンス研究所
発生生物学部門の古川貴久 研究部長と
佐貫理佳子 研究員らは、中枢神経系で
発現するmiR-124a というmiRNAが、
神経細胞の成熟に重要な役割を担って
いることを突き止めた。

 miRNAはウイルスや細菌からヒトに至る
さまざまな生物に存在することがわかって
おり、現在までに153の生物種からなる
約2万種が知られている。

 ヒトでは、約600種のmiRNAが存在する
と予想され、そのうちの500種以上が脳で
発現しているらしいとの解析結果が報告
されている。

 古川研究部長らが対象にしたmiR-124a
は、2002年に、マウス脳で発現するmiRNA
の網羅的な探索により同定された。

 ヒトとマウスでは、ゲノム上の異なる
領域の3か所でコードされており、
それぞれ、miR-124a-1、miR-124a-2、
miR-124a-3とよばれている。

 古川研究部長らは、miR-124aの標的が
Lhx2という転写因子であることも
突き止め、野生型マウスの海馬と網膜で
Lhx2を強制発現させると、
miR-124aノックアウトマウスと同様の
表現型を作り出せることも確かめた。

 「一連の結果から、miR-124aは神経細胞
の誕生よりもむしろ、その成熟や生存に
とって重要な役割を担うと結論づけました」

 ヒトでは、miR-124a-1が8番染色体の
短腕に存在し、この領域の欠損や重複
によって自閉症やてんかんなどが
引き起こされることが知られている。

 「最近の研究では、脳のミクログリア
でもmiR-124aが発現しており、その発現量
の低下が多発性硬化症と関連していると
報告されています」。
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マイクロRNAの存在は知られていますが、
まだその働きについてはなぞだらけです。

>miR-124aは神経細胞の誕生よりも
>むしろ、その成熟や生存にとって
>重要な役割を担う
ということです。

自閉症やてんかん、多発性硬化症などと
関係しているようです。

研究のさらなる発展に期待します。

関連した投稿です。
参考まで、
小さなRNA破壊の仕組みを解明
―深まるRNA生物学―

2011年11月10日

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