スーパーつるつるな表面加工、ハーバード大が開発
スーパーつるつるな表面加工、
ハーバード大が開発
2011年11月17日 slashdot
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
ハーバード大学の物質科学者らが世界で
最も滑る表面加工を開発したそうだ
(The Telegraph の記事、本家 /. 記事、
doi:10.1038/nature10447 より) 。
この表面加工は食虫植物である
ウツボカズラにインスピレーションを
受けて開発されたとのこと。
ウツボカズラの壷型の葉の内側は水で
満たされたスポンジのようになっており、
これが壷に落ちた虫の足の油分をはじく
ため虫は中から上ってくることができない
という。
SLIPS (Slippery Liquid Infused Porous
Surface) と名付けられたこの表面加工は
テフロン (フッ素樹脂) の細孔に潤滑性の
膜を固定することで極めて摩擦係数の低い
表面を作ることに成功したとのこと。
また、水と油両方をはじくことのできる
オムニフォビシティ (omniphobicity)
という珍しい性質も備えている。
この技術を使えば、例えば原油などを
パイプを通してより効率的に送ることが
可能になると考えられるという。
また、この表面加工を施した容器で
あれば、ジャムやケチャップなどの調味料
も最後の一滴まで使いきることが出来る
とのこと。
ただしあまりに簡単に容器から出て
しまうため、出過ぎてしまう危険性も
あるとのことだ。
---------------------------------------
面白いです。
>スーパーつるつるな表面加工
いろいろな応用が考えられますね。
| 固定リンク
「科学関連ニュース」カテゴリの記事
- 世界初、100:1の減速比でも逆駆動可能なギヤを開発―ロボットの関節やEVの変速機などへの展開に期待―(2019.12.04)
- 全ての光を吸収する究極の暗黒シート-世界初!高い光吸収率と耐久性を併せ持つ黒色素材-(2019.09.03)
- バイオプラスチック原料を大量合成する技術を開発 ~環境調和型触媒反応プロセスによる,再生可能資源を活用したバイオ化学品製造技術~(2019.07.24)
- 「亀裂」と「光」で世界最小サイズの絵画の作製に成功 -インクを使わずに超高精細な印刷が可能に-(2019.06.25)
- 福島原発事故によって飛散した放射性微粒子の溶解挙動を解明(2019.05.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント