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2011年10月29日 (土)

木材の力、熱源に 暖房・給湯を「地産地消」

木材の力、熱源に 暖房・給湯を
「地産地消」
2011年10月27日 朝日新聞

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 再生可能エネルギーといえば、風力や
太陽光による発電がまず思い浮かぶが、
木質バイオマスによる熱の利用もある。

 日本は国土の7割近くを覆う森林が
ありながら、これまであまり利用が
進まなかった。

 林業自体の不振に加え、電気偏重だった
ことも理由だが、地域暖房や給湯など用途
は広い。
 森林資源の豊富な東北の復興への期待も
かかる。

 面積の8割以上が森林という人口
約1万の町、山形県最上町。
 林野庁の補助で900キロワットの
温水ボイラーの設置が進む。

 「地下の配管を通る温水が熱を運び、
暖房や給湯に役立ちます」。
 同町農林課の地域資源エネルギー
開発リーダー、高橋明彦さんが指さした
200メートルほど先には町立の
老人保健施設や健康センター、病院など
が立つ。

 日本の林業は1970年代以降、割安な
輸入材に押され生産量が激減。
 材価も安くなり、補助金なしでは経営
していけない状況だ。

 こうした現状に、「まずは木材生産など
林業自体を成り立たせ、そのうえで
林地残材や製材過程で出る端材などを
チップにすれば、コスト的にも見合う」
と訴えるのは、「日本林業はよみがえる」
(日本経済新聞社)を今年初めに出版した
内閣官房国家戦略室の梶山恵司内閣審議官
だ。

 それには容易に木を切り出せる
専用道整備と、欧州のような高効率ボイラー
の普及がカギという。

 さらに「電気はおまけ。熱を主体に」と
強調する。
 「発電だけではエネルギー効率は10%
ほどで大半は熱として捨てるだけ。
 熱主体の熱電併給(コージェネ)なら
80%ほどに上がる」

 国内ではエネルギーの半分を暖房や調理、
給湯など熱として使っている。
 使い勝手のいい電気から熱を求めるのは
実は非能率で、公共施設や農業用温室など
の熱需要に木質バイオマスはいくらでも
使えるという。

 日本が目指すお手本として、国内の
関係者が挙げるのがオーストリアだ。

「山村だけでなくウィーンなどの都会でも
地域暖房に木材チップを取り入れている」
という。

 オーストリアは全体のエネルギー供給の
一割以上をバイオマスが占める。

 町にはバイオマスのボイラーと各戸を
つなぐ温水を通す配管がはりめぐらされて
いるという。

東北地方の面積はオーストリアより
小さいが、森林の密度は同国の47%に対して
70%。
 住民一人当たりの森林面積はほぼ同じだ。

 化石燃料に頼らない暖房・給湯システム
は雇用などかっこうの復興支援策になる。
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>日本が目指すお手本として、国内の
>関係者が挙げるのがオーストリアだ。
お手本は世界中にある。

エネルギーは何も電気だけではない。

熱エネルギーが必要なのだという場面は
十分ありうる。

その場合、地産地消でそのエネルギー元
として木質チップを利用するというのは
良いアイデアのように思う。

当然効率も良い。地域で循環出来る
システムとなる。

>化石燃料に頼らない暖房・給湯システム
>は雇用などかっこうの復興支援策になる。
たしかにそう思う。

実現には、インフラの整備等、初期投資が
必要だが、こういうところにこそ投資
すべきなのではないのだろうか?

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