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2011年10月24日 (月)

標識物質なしに細胞を分析・採取する新技術を開発

標識物質なしに細胞を分析・採取する
新技術を開発

平成23年10月3日
ソニー株式会社
東京医科歯科大学
科学技術振興機構(JST)

詳細は、リンクを参照して下さい。
ちょっと情報としては古くなりましたが、
参考まで、

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 JST 研究成果展開事業(先端計測分析
技術・機器開発プログラム)の一環として、
ソニー株式会社と東京医科歯科大学は、
細胞の電気的性質の違いを利用して、個々
の細胞を標識物質なしに識別する技術を
世界で初めて開発しました。

 近年、再生医療や病気における細胞の
変質などを研究するため、個々の細胞
について分析・採取を行う重要性が
高まっています。

 例えば、再生医療の実現には、幹細胞と
その他の細胞を正確に選り分けることが
不可欠です。
 また、がんなどの病気のしくみを解明
するために、正常な細胞が変質する過程を
詳細に研究する必要があります。

 個々の細胞を分析するには、従来から
フローサイトメーターという装置が
用いられており、ソニーでも開発・販売
しています。
 この装置では、蛍光色素などの標識物質
で色分けした細胞を高精度・高速に分析し、
必要な細胞だけを採取できます。
 しかし、色分けできる試薬がない細胞の
種類も多く、そのような細胞を分析・採取
したいというニーズもあり、個々の細胞の
インピーダンス注1)を分析して細胞を
区別する装置が開発され始めています。

 しかし従来の技術では、インピーダンス
を分析できる周波数が2種類に限られて
いるため、細胞の大きさや密度の情報しか
得られませんでした。

 ソニーは、1つの細胞が検出器を通過
する1,000分の1秒という短時間に、
そのインピーダンスを16種類の周波数で
同時に分析することを可能としました。

 さらに、細胞が流れるマイクロ流路
チップ注2)の流路構造と電極配置を
最適化し、大幅なノイズ成分の除去を実現
しました。

 これにより、個々の細胞のインピーダンス
から計算された誘電スペクトル注3)を
分析すれば、細胞膜や細胞内部の電気的性質
の違いや、それらの変化などの情報を
得られます。

 今回、東京医科歯科大学の水谷 修紀
教授らと共同で、2種類のがんの培養細胞
を、誘電スペクトルの違いだけで識別する
ことに成功しました。

 また、分析した細胞を結果に応じて
仕分け、採取するため、流路に電場を
かけて細胞の流れる方向を制御する技術も
開発しました。

 これは京都大学の中部 主敬 教授らと
共同で、電場の中を流れる細胞の動きを
正確にシミュレーションする技術を開発
し、流路上の電極構造などについて最適化
を行った成果です。

 将来的には、これらの成果をもとに、
再生医学や免疫学などのライフサイエンス
研究分野において、標識物質を
用いることなくさまざまな細胞を分析・
仕分け・採取し、それらを必要に応じて
活用可能とすることが期待されます。
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有用そうな技術ですね。
標識物質なしに識別する技術。

期待したい。
医学の進歩に貢献できそうです。

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