HIVワクチンの臨床試験で90%の被験者に免疫応答
HIVワクチンの臨床試験で90%の被験者に
免疫応答
2011年10月01日 slashdot
詳細は、リンクを参照して下さい。
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スペイン科学研究高等会議(CSIC)による
HIVワクチンMVA-Bの第1相臨床試験で、
HIVに対する免疫応答が被験者の90%に現れた
とのこと(gizmagの記事、 International
Business Timesの記事、 本家/.)。
臨床試験ではHIVを攻撃する抗体を生産
するB細胞の分化が、MVA-Bにより促進
されることが確認された。
48週目に行われた血液検査でも72.7%の
被験者に抗体がみられ、長期にわたって
感染を防ぐメモリーT細胞による免疫応答
を85%の被験者が維持していたという。
CSICによれば、MVA-Bが今後の第2相、
第3相臨床試験に成功し、生産されること
になれば、将来のHIVは現在の
ヘルペスウィルスと比較できるようなもの
になるだろうとのこと。
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素晴らしい結果のようです。
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「HIVウイルスは、非常に変異しやすい
ウイルスであり、ウイルスの表面抗原が
それぞれ違うといえるほど多種多様な型
がある。
その為、ワクチンを作成する事は困難
である。
特定の抗原に対して抗体を作ることが
出来るワクチンを作成する事に成功した
としても、すぐに変異ウイルスが出現して
しまい、臨床で実用することが難しい。」
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と言われていました。
今後の治験の進展に期待したい。
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