« ポリオ 来年度不活化ワクチンへ 移行を前に接種控え | トップページ | 「原発」は国会議員に任せるな。 国民投票で決めるべきだ! »

2011年9月21日 (水)

Vol.269 よつば保育園の除染結果報告

Vol.269 よつば保育園の除染結果報告
南相馬除染研究会
坪倉正治
2011年9月14日
MRIC by 医療ガバナンス学会

詳細は、リンクを参照して下さい。

---------------------------------------
 南相馬除染研究会では、8月15日から
1週間、南相馬市原町のよつば保育園の除染
を行った。

 被ばくをできるだけ低減させるために、
除染は不可欠であるにもかかわらず、
その具体的ノウハウについては情報が
少ない。
 今回はその方法と結果について報告
したい。

 除染前に行った放射線測定は、
できるだけ細かく行った。

 ホットスポットを漏らさず発見する
ためだ。

 屋内ではそれぞれの部屋の中央、
およびその窓際、廊下や 玄関前など、
計55ポイント、屋外では東西南北
それぞれの壁周辺、園庭、屋根、雨樋を
合わせて約100ポイントで測定した。

 それぞれのポイントで5cm、 1m、 2mの
高さで空間線量を測定している。

 合計で400回程度、測定除染前後の測定
を合わせると800回程度の測定を行った。

 実際、測定には2日間を要し、マップ作り
もかなりの作業時間を要した。

 しかしながら、この測定のおかげで
多くのホットスポットを見つけることが
できた。

 雨 樋や側溝だけではない。
 ちょっとした凹み、草木、壁のコケ、
付着している泥など、ほんの測定場所を
5m移動するだけで、状況はがらりと
変わり、線量も大き く変化することを
認識できた。

 園庭と言っても真っ平らではない。
 少しの凹みが線量の変化を生み、壁の
少しのくぼみや水の溜まりが、コケや
泥の溜まりを生ん でいるのだ。

 このきめ細かい測定は、安心安全
プロジェクト吉田邦博さん、田中節夫さん
やサードウェーブの益永勉さんが行って
くれた。

 高圧洗浄機で屋根や雨樋を洗い、園庭の
土を剥ぎ、雑草を根から抜くという作業を
3日間かけて行った。

 これは石川建設さんのご協力が無ければ
不可能であっ た。

 やはり高所の作業は危険で、素人の
やるものではない。

 表土を剥ぐには5cmといわれているが、
実際には砂質によってどの程度剥ぐべきか
を細かく考える 必要があった。

 滑り台の下や、ブランコの下などくぼみ
の部分にはより多く放射性物質がたまって
いるため、やや深めに掘る必要がある。

 砂質も問題で、砂場は 水などしみ込み
やすいため、深めに掘らないと線量の低減
はみられなかった。

 一旦5cm大まかに剥いでから、再度測定
し直し、高い場所を細かく掘り直す
やり方が功を奏した。

 園庭では平均0.78μSV/hから0.33μSV/h
(-58%)へと線量の低下がみられた。

 しかしながら、他の敷地の境の土は
壁の耐久性の問題であまり剥げなかったり、
狭い通路は対応できなかったりと課題も
残った。

 草木に関しては、ただ草木を刈るだけ
では線量低減にあまり効果がなかった。

 土を掘り返さず雑草の上だけを刈ると、
逆に線量が高くなる場所も多かった。

 そのような場所は表土剥ぎを含めた雑草
の除去の効果が高かった。

 草木の伐採は景観にも影響する。
 切りたくない木は枝打ちで対応したり、
園児が生活する建物に近 い場所
(5m程度までの範囲にあるもの)にある
ものは伐採したりと個別対応が必要だった。

 園児がよく遊ぶ木の遊具の回りの線量が
高かった。

 取り壊すのはやや忍びなかったが、
園長先生のご判断で取り除くことと
なった。

 実際にそこで生活していらっしゃる方
との対話の中で、草木や遊具、その他の
建造物を取り除くか否かの相談をしながら
作業を行うことが重要であると思う。

 今回の作業を通して、重要なことは
どの場所の線量を下げるために除染を
行っているのかを意識しなければならない
ことだ。

 土を剥ぐ、水で洗う、草を抜くという
3つの動作で、放射性物質をできるだけ
生活する場から離す。

 今回の除染も、園児がその多くの時間を
過ごす建物近くの放射性物質を遠ざける
のがその目標だった。

 表土を剥ぐにも建物に近い園庭を重点的に
行い、草木の伐採、側溝の洗浄も、建物に
近い場所を重点的に除染した。

 結果的に、一階で、1mの空間線量 の
平均が除染前0.39から0.28μSV/h(-27%)
に低減。
 二階では、0.34μSV/hから0.27μSV/h
(-20%)に低減した。
---------------------------------------

参考になります。
除染、大変ですね。
とても素人ができることではないようです。

これだけやっても、0.3μSV/h程度。

通園路は、すんでいる家はどうだろう?

同じ程度だとして、単純計算すると、
2.6mSv/年程度となる。

大丈夫と言っていいのかな?
多分大丈夫だと思うが、心配ですね。

新聞に載っている南相馬の値は、
0.44μSV/hです。
よつば保育園はどの辺なんでしょうか?

郡山市は、0.88μSV/hです。
郡山市総合庁舎正門前で、

今までの値は0.0?μSV/hだったはず。

こういう場所で住んでいかないと
いけなくなった。

全く、東電は罪深い。
重大な事故を起こしたのだと改めて
思う。

|

« ポリオ 来年度不活化ワクチンへ 移行を前に接種控え | トップページ | 「原発」は国会議員に任せるな。 国民投票で決めるべきだ! »

社会関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Vol.269 よつば保育園の除染結果報告:

« ポリオ 来年度不活化ワクチンへ 移行を前に接種控え | トップページ | 「原発」は国会議員に任せるな。 国民投票で決めるべきだ! »