新たな生体内酸素センサー機構の発見
新たな生体内酸素センサー機構の発見
2011年8月29日 京都大学
詳細は、リンクを参照して下さい。
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我々ヒトを含める好気性生物の生存に
おいて、「酸素(O2:分子状酸素)」は
必要不可欠な物質である。
しかし、同じ体内に取り込まれたO2は
一部が過酸化水素や超酸化物イオンなどの
活性酸素種に変化し、時として生物に対し
「酸素毒性」を示す。
高濃度のO2の吸引はヒトを呼吸器疾患、
未熟児網膜症など、最悪の場合には死に
至らしめうるのである。
このようなO2が示す両義性に対応する
ために好気性生物は、体内に取り入れ可能
なO2の分圧を感知し、組織へのO2供給を
厳密に制御する仕組みを備えている。
今回我々は、イオンチャネルタンパク質
TRPA1が「O2センサー」としてこの両義性に
対応するために機能することを
突き止めた。
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興味深い発見のようですが、記載が
あまりに難解なので、良く理解できません。
多分専門家でないと理解できないでしょう。
記述があまりに簡潔に過ぎるので理解不能。
少なくとも素人には、
>体内に取り入れ可能なO2の分圧を感知
>し、組織へのO2供給を厳密に制御する
>仕組みを備えている。
必要があることはわかるが、
上記の説明では理解不能。
関連リンクをひとつ
「hypoxia research::blog」
これを見ても良くわかりません。
要はかなり複雑な系が存在するという
ことのようです。
TRPA1タンパク質はO2センサーではなく
エフェクターの一つだと言ってますね。
まあ、これから詳細が解明されていくので
しょう。
人体の働きの詳細は謎だらけという
ことです。
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