こうじ菌のビタミン生成解明=細胞内小器官が関与―東大など
こうじ菌のビタミン生成解明
=細胞内小器官が関与―東大など
2011年8月28日 朝日新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東京大などの研究チームは28日までに、
こうじ菌がビタミンの一種「ビオチン」
(ビタミンB7)を生成する仕組みを
初めて解明し、論文が米国生化学学会誌に
掲載された。
ビオチンは人間にも必須のビタミンの
一つで、こうじ菌や植物が生成するが、
その過程はよく分かっていなかった。
成果は、生物学の基礎的知見になる
とともに、栄養価を高めた食品開発に
つながると期待される。
東大大学院農学生命科学研究科の
北本勝ひこ教授と丸山潤一助教
(応用微生物学)らは、細胞内の
「ペルオキシソーム」という小器官の
働きを調べる目的で、同器官の機能を
失わせたこうじ菌を培養したところ、
通常のこうじ菌なら生育できる環境でも、
生育しないことに気付いた。
ところが、このこうじ菌にビオチンを
与えると生育が回復。
そこで、ビオチンを作る酵素の一つ
「BioF」が細胞内のどこに集まるか
を調べるとペルオキシソームに集中して
おり、同器官がビオチン生成に関与して
いることを裏付けた。
研究チームには東大のほか、京都大、
群馬大の研究者も参加している。
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こうじ菌素晴らしいです。
今後に期待ですね。
人の役に立つ細菌、いろいろいます。
バイオ燃料を作るものとか、原油を分解する
細菌とか、
ミドリムシは細菌ではありませんが、
役に立ってます。
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