魚の鱗から採取したコラーゲンを用いた高強度人工骨
魚の鱗から採取したコラーゲンを用いた
高強度人工骨
5 SEPTEMBER 2011 diginfo.tv
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
---------------------------------------
東京工業大学 田中順三研究室では魚の
鱗を形成するコラーゲンの構造が人間の
角膜実質と類似した構造から出来ている事
に着目し、魚の鱗から採取したコラーゲン
を用いた人工骨の開発に成功しました。
-----
"今までは豚の皮から取ったコラーゲンが
用いられていたんです。
ただ人獣共通ウイルスというものが
ありまして、豚の持っているウイルスが
人に移って病気が起こるという事があるん
です。魚にはそれがないというのが知れて
いまして、非常に安全な素材であるという
のが一点です。
それと、魚で作った人工骨の方が非常に
高い密度の人工骨が出来ますので、強度の
高い人工骨が出来るという特徴があります。
それと、それを体の中に入れた時に、
豚から作ったコラーゲンよりも魚で作った
コラーゲンを用いた方が早く骨に変わる
という特徴があります。
-----
今後はこの技術を治癒が遅い高齢者への
治療や骨再生医療用の足場材料等に活かす
事が出来る様、更なる骨化機構の解明や
強度向上を目指し研究を進めていく予定
です。
---------------------------------------
良いですね。
>魚の鱗から採取したコラーゲン
期待したい。
| 固定リンク
「科学関連ニュース」カテゴリの記事
- 世界初、100:1の減速比でも逆駆動可能なギヤを開発―ロボットの関節やEVの変速機などへの展開に期待―(2019.12.04)
- 全ての光を吸収する究極の暗黒シート-世界初!高い光吸収率と耐久性を併せ持つ黒色素材-(2019.09.03)
- バイオプラスチック原料を大量合成する技術を開発 ~環境調和型触媒反応プロセスによる,再生可能資源を活用したバイオ化学品製造技術~(2019.07.24)
- 「亀裂」と「光」で世界最小サイズの絵画の作製に成功 -インクを使わずに超高精細な印刷が可能に-(2019.06.25)
- 福島原発事故によって飛散した放射性微粒子の溶解挙動を解明(2019.05.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント