LED・抗菌繊維などの性能評価、日本が国際標準提案へ
LED・抗菌繊維などの性能評価、
日本が国際標準提案へ
2011年09月05日 朝日新聞
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LEDや抗菌繊維、家庭用燃料電池など、
日本が得意な29分野の製品の性能評価
について、経済産業省は2~3年で日本発
の「国際標準」をつくり、国際機関に提案
する。
安さで売り上げを伸ばす中国製など
に対し、日本製の品質の高さをアピール
するためだ。
日本メーカーが量産を始めたLED照明
について、米国、フランスと協力して
省エネ度を示す「単位電力あたりの明るさ」
の測定法をつくり、来年度中にも
国際標準化機構(ISO)に提案する。
今はメーカーごとにまちまちで、「寿命
が蛍光灯の4~7倍」とされる性能を
客観的に比べられないからだ。
世界の照明市場は年間10兆円もの規模
がある。
中国メーカーなどもLED照明を
つくり始めており、このままでは独自の
基準で「高い省エネ度」をうたい、安く
売るおそれがある。
ガスから電気と湯をつくる
家庭用燃料電池は、省エネ度や安全性の
評価法を国際電気標準会議(IEC)に
来年度にも提案する。
日本メーカーが相次いで開発している
「高機能繊維」の国際標準づくりも目指
す。
ほかには太陽電池や再生医療関連の製品、
福祉器具などの国際標準づくりも進める。
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国際標準化機構(ISO、本部・
ジュネーブ)や国際電気標準会議
(IEC、同)などの国際機関が、加盟国
の賛成多数で国際標準を定めている。
国際標準づくりは欧米が先行し、日本発
は大きな市場がある分野では少ない。
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良いことです。
日本は、このことにあまりに無頓着
でした。
もっと人とお金をつぎ込む必要が
あります。
戦略も必要。
電気製品に制定されている国際標準は
すべて欧米です。
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