〈ひと〉ヒット商品「もしもの時に役立つノート」生んだ
〈ひと〉ヒット商品
「もしもの時に役立つノート」生んだ
2011年9月19日 朝日新聞 ひと欄
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岸田裕子さん(32)
法学部の学生だった20歳の頃、遺言の
書き方がわからないと相談を受け、試しに
書いてみた。
できはイマイチ。
なくしてしまった。
だが、この体験がヒット商品
「もしもの時に役立つノート」
(エンディングノート)の原点となる。
「ノート」は入院や相続などの
「もしもの時」に役立つ連絡先をはじめ、
延命医療や葬儀の希望などを書き込む
ようになっている。
昨秋の発売から1年で15万部が売れた。
東日本大震災の後は、防災バッグに
入れる人が増えている。
コクヨS&Tに入社して5年目の
2007年。社内コンペの企画を考えて
いて、学生時代の「未完成の遺言」を
思い出した。
解説や用紙をつけた「遺言書キット」
を提案。
人気を呼ぶとともに、
「もっとたくさん書き込みたい」との声が
寄せられた。
聞き取り調査してみると「祖母の死後、
調律師の連絡先がわからない」
「親の医療方針を巡って兄弟げんかに
なった」……。
働き盛りの人たちが、どんなことを
書き留めておきたいかが浮かんできた。
「キット」を発展させる形で「ノート」
を考案。
狙い通り50代以下が購入者の半数を
占める。
自分にとって「2度目」となる遺言は、
夫(31)と共に結婚式で披露した。
「ノート」には「いつもありがとう。
もしもの時、ここに書いた通りに物を
処分して」。夫向けにつづってある。
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そうですね。
必要なものかも知れません。
心残りの無いように準備するのも必要な
こと。かも?
結構類似品ありますね。
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