海底のヒ素、津波で岸に 東北大、岩手・宮城の36地点
海底のヒ素、津波で岸に
東北大、岩手・宮城の36地点
2011年9月3日 朝日新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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ヒ素を含む海の泥が三陸沿岸に打ち上げ
られていることが、東北大の調査で
わかった。
環境基準を超える濃度を検出したのは、
調査した東日本大震災の被災3県
129地点のうち36地点。
土屋範芳・同大学院教授は「過去に
流れ込んで海底にたまっていたヒ素が
津波で巻き上げられたため」とみている。
東北沿岸にはかつて鉱山が多く、
製錬時にヒ素や重金属が出ていた。
ヒ素は自然界にもあり、
2006~08年の東北大調査でも
宮城県沿岸の土壌から検出されていた。
ヒ素が溶けた水を長期間飲むと皮膚が
黒ずみ、手のひらや足の裏が硬くなる。
肝臓や腎臓の機能が低下することも
ある。
稲の生育にも影響を与える恐れがある
という。
東北大は6~7月、岩手県久慈市から
福島県相馬市までの海岸沿いや津波が
さかのぼった川岸で、津波で海から
運ばれてきたとみられる泥を採取・測定
した。
ヒ素の環境基準(水に溶け出すヒ素の量
が1リットルあたり0.01ミリグラム
以下)を超えた地点があるのは岩手、宮城
の両県。
岩手県の大船渡港では基準の5倍超、
野田村や宮城県の岩沼市と名取市で
約4倍だった。
土屋教授は「神経質になる必要はない
が、4~5倍の地域では、がれき撤去時に
吸い込まないよう、手袋やマスク、
手洗いは必須」という。
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ヒ素ね~
恐ろしいですね。
気をつけましょう。
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