年間5ミリシーベルト以上地域、国が除染へ 環境省方針
年間5ミリシーベルト以上地域、
国が除染へ 環境省方針
2011年9月27日 朝日新聞
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東京電力福島第一原発事故に伴い、
国の責任で実施する放射性物質の除染
について、環境省は原則として年間の追加
被曝(ひばく)線量が5ミリシーベルト
以上の地域を対象とする方針を固めた。
都市部の側溝など、線量が局所的に飛び
抜けて高く、生活への影響も大きい
ホットスポットは1ミリシーベルト以上
とする。
森林では土壌は除去せず落ち葉の回収
でも対応可能とした。
土壌や落ち葉などの総除去量は最大で
東京ドーム23杯分の約2900万立方
メートルになる。
除染基準をめぐっては、政府が8月に
示した除染の緊急実施基本方針で、平常時
の年間許容量とされる1ミリシーベルトを
長期的に目指すとしてきた。
環境省は今回、5ミリシーベルトを原則
とした根拠について、それ以下の
低線量地域では表土を削るなどしても
効果が上がりにくいことなどを挙げた。
セシウムの一部が2年で半減期を迎える
ことなど自然減の効果もあわせて、
1ミリシーベルトを目指すという。
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>国は年間5ミリシーベルト以上の地域を
>除染する。
これは重要なことではありません。
大切なのは以下の話。
>セシウムの一部が2年で半減期を迎える
>ことなど自然減の効果もあわせて、
>1ミリシーベルトを目指すという。
これは何年後のことを言っているので
しょうか?
今までの情報から言うと、拡散したセシウム
の1/2はセシウム137なので、30年経って
1/4ということですね。セシウム134は
ほぼ消える。
何年後に1ミリシーベルトになるように
除染する予定でしょうか?
何年後を目標とするかで全然違う。
はっきりさせてください!
しかも、
>森林では土壌は除去せず落ち葉の
>回収でも対応可能とした。
こんなことで、良いんですか?
樹間が広い壮齢林では土壌への
蓄積量は5割程度と言っていたはず。
落ち葉の回収のみで良いはずがない。
以前の投稿記事では、土壌汚染が
壮齢林は91万ベクレルで、
悪いことに、樹間が広い壮齢林では
土壌への蓄積量は5割程度だった。
と言っているので、約45万ベクレル
ということになる。
こんなすごい値では人は短時間しか
いられない。
森林は実質除染せず、人の立ち入りを
禁止する地区とすると言っている
ことにしかならない。
お金と労力がかかりすぎるので、
落ち葉を取り除くのみで、
後は、時間が経つのを待ちましょうと、、
無責任な話です。
以前の投稿内容が結論になりそうです。
以前投稿の関連記事です。
「落ち葉取り除けばセシウム9割減
森林の除染に手がかり」
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