iPSで「神経のもと」作製、脊髄損傷治療も
iPSで「神経のもと」作製、
脊髄損傷治療も
2011年9月27日12時32分 読売新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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様々な細胞に変化できる人間の
iPS細胞(新型万能細胞)を使って、
脊髄損傷のマウスを治療することに
慶応大学の岡野栄之教授らが成功した。
治療効果は約4か月後も保たれ、がん化
もみられなかった。
米科学アカデミー紀要(電子版)に近く
掲載される。
研究チームは、山中伸弥・京都大教授
らが人間の皮膚から作ったiPS細胞を
培養し、神経の元になる「幹細胞」に
変化させた。
免疫反応が起こらないように遺伝子操作
したマウスを作製し、脊髄を損傷した
9日後に神経幹細胞を移植した。
この細胞を移植していないマウスは
十分に回復しなかったが、移植した
全18匹のマウスは秒速8センチ程度で
歩き続けるなど順調に回復。
移植した神経幹細胞は、通常の
神経細胞に変化し、マウスの組織と
つながるなどしていた。
がんはみられず安全性も確認できた。
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>免疫反応が起こらないように
>遺伝子操作したマウスを作製
というのが気になりますが、
前進は前進ですね。
以前の投稿記事の時より進歩した
と言って良いのでしょうか?
人への臨床にはまだまだ時間がかかり
そうです。
以前投稿した記事です。
「ヒトiPS細胞移植、脊髄損傷の
サル歩いた慶応大発表」
2010年12月7日 朝日新聞
同じ先生のグループです。
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