JAXA、あかつき主エンジンのテストを実施、推力不足が明らかに
JAXA、あかつき主エンジンのテストを
実施、推力不足が明らかに
2011年09月18日 slashdot
詳細は、リンクを参照して下さい。
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金星探査機「あかつき」の金星周回軌道
再投入を目指すJAXAは、軌道制御用
エンジン(OME)のテスト噴射を9月7日と
14日に実施した。
その結果、噴射による加速度が想定よりも
小さな値を示していることが明らかに
なったという(あかつき - プロジェクト
トピックス、 毎日.jpの記事、
アストロアーツの記事)。
以前のストーリーにもあるように、
あかつきは昨年12月、燃料側逆止弁の
トラブルにより軌道投入に失敗している。
2回のテスト噴射では推進力が想定の
8分の1から9分の1程度しか出ておらず、
当初予定した軌道への投入は絶望的と
みられる。
JAXAでは推進力の弱い姿勢制御エンジン
による投入も検討しているが、金星からの
距離が当初予定していた軌道よりも最大で
10倍遠い楕円軌道となり、1周に要する
時間も72倍長い90日。
これにより、ミッションの目的である
金星大気の観測機会が大幅に減ってしまう
ことになる。
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残念です。
これで当初の軌道への投入は出来なく
なった。
このような意図出来ない失敗は、やむを
得ないことだし、成功へのステップ
なのでこれで、予算を削るようなことは
せず、国には積極的に開発への後押しを
お願いしたい。
日本が世界に貢献できる国になるために。
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