九大など、蛍光管からのレアアースのリサイクルを平成23年度内に事業化
九大など、蛍光管からのレアアースの
リサイクルを平成23年度内に事業化
2011/09/07 マイコミジャーナル
詳細は、リンクを参照して下さい。
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九州大学は9月6日、福岡県、福岡県
リサイクル総合研究センター
(リサイクルセンター)、三井金属鉱業、
日本イットリウム、ジェイ・リライツと
共同で、使用済み蛍光管からのレアアース
の回収・再資源化に一定の目処が立った
ことから、共同プロジェクトを立ち上げて
平成23年度中の事業化を目指すことを発表
した。
使用済みの三波長蛍光管からレアアース
を回収する事業は全国初となる。
三波長蛍光管には、イットリウム(赤)、
ランタン(緑)、セリウム(緑)、
テルビウム(緑)、ユーロピウム(赤、青)の
5種類のレアアースが蛍光粉として使用
されている。
内側表面に、光を発するために
レアアースを含む蛍光粉がコーティング
されているのだ。
メーカーや種類、大きさによって
含まれる量は異なるが、1本当たりおおよそ
2~5gの蛍光粉が利用されており、約70%が
レアアースとされている。
つまり、蛍光管1本当たりレアアースが
1.4~3.5g利用されているのだ。
しかし、使用済み蛍光管からはガラス、
口金のアルミ、水銀が回収利用されている
が、蛍光粉に含まれるレアアースについて
は技術や採算性の問題からほとんど再利用
されていない。
だが、ここ1年でレアアースは輸入価格
が大変高騰しており、1年前に比べると
イットリウムが16倍、ランタンが11倍、
セリウムが17倍、ユーロピウムが9倍、
テルビウムが7倍となっていることから、
回収再利用が希求されているのが現状だ。
同事業の市場規模は、九州で1年間に排出
される使用済み蛍光管のすべてが回収
されたとすると、レアアースの回収量は
約57t、金額にすると約25億円にも上ると
試算。
日本の輸入に大きく依存している
レアアース資源の安定確保に貢献できる
としている。
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都市鉱山ですね。
いろいろあるようですが、うまく回って
いないように思えます。
是非、回収、再利用し、有限な資源の
有効活用を進めてください。
資源の再利用は回収するシステムの構築が
難しい。
是非うまく作っていただきたい。
せっかく分別して出しているのに纏めて
焼却されていたということのないように
して貰いたい。
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