インフル「狙い撃ち」抗体を発見 藤田保健衛生大など
インフル「狙い撃ち」抗体を発見
藤田保健衛生大など
2011年8月25日 朝日新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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毎年のように流行するインフルエンザで、
ウイルスの変異しない箇所を見抜いて
「狙い撃ち」する抗体を、藤田保健衛生大学
(愛知県豊明市)などの研究グループが発見
した。
25日付の米医学誌
ジャーナル・オブ・バイロロジー電子版に
発表した。
インフルエンザは、体内に侵入した
ウイルスの表面にある突起(HA)が
人間の細胞にくっついて増殖する。
突起は棒の先に球がついたマッチ棒
のような形で、抗体は突起にとりついて
ウイルスを撃退する。
だが、人間のほか、豚や鳥にも感染する
A型インフルの突起は変異しやすいため、
過去の感染で作られた抗体ではうまく撃退
できないと考えられていた。
藤田保健衛生大の黒沢良和学長
(免疫遺伝学)らは、世代の違う男性3人
の血液から様々な抗体を採取。
1968~2004年に流行したウイルス
(H3N2)12種の突起と抗体との反応
を調べた。
その結果、30代男性から得られた抗体
の一つは、12種全てを撃退する働きが
あることを発見。
突起が人間の細胞にくっつく際に接点
となる球の「穴」の部分めがけて攻撃して
いるらしいことがわかった。
この穴はウイルスの他の部分が変異
しても構造は変わらないと見られ、同様の
抗体を人工的に作ることができれば治療に
応用できるという。
黒沢学長は「新型インフルにつながる
H5N1型にも同じ『穴』がある可能性が
高い。今後、構造を詳しく調べたい」と
話している。(高山裕喜)
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素晴らしい発見のようです。
インフルエンザはどんどん変異する。
その変異にいちいち対応する抗体を
作っていたのでは大変です。
上手くいくと良いですね。
期待したい。
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